何かの専門家として、その専門分野を学び続けるのは当然として、
私はこれまで、読む本の対象は、ほぼ全てがビジネス書(とマラソン・トライアスロン関連)だけでした。
このところ、自分の世界があまりにも狭いことを感じて、
敢えてビジネス書以外を読み始めてみたら、これが面白いんです。
凝り固まったアタマがほぐされていくような感覚です。
まだたった数冊読んだだけですが、ご紹介してみます。
社会問題(&自分の問題)と向き合う2冊
自分の親や、将来の自分がぶち当たる可能性が高まっている、老人の貧困化。
これを知るには、『下流老人』を読むのが一番だと感じました。
貧困化する老人の実情、なぜ貧困化してしまうのか?
普通の生活レベルを営んできた人たちでさえ、ちょっとしたキッカケで奈落の底に落ちてしまう。
本書では、それは個々人の努力の範囲を超えて、社会問題であることを指摘しています。
日本が抱えている大きな問題を提起した一冊だと感じています。
次は産後に訪れる夫婦の危機を書いた1冊。
可愛い赤ちゃんが生まれて、これから幸せになるはずと思い込んでいた矢先に訪れる夫婦の危機。
その危機が生まれるメカニズムが非常に分かりやすく説明されています。
女性、男性のペアで書かれていることから、両者の視点がちりばめられているのが良いです。
恥ずかしながら、この本を読んで、私は自分が当時、やらかしていたことに気づきました。
男の料理を考えてみた
家族のためになり、自分の趣味としても楽しめるものがないか?と考えたときに出てきたのが料理。
実は私、10年以上前ですが、約1年間、料理教室に通っていたことがあるんです(^_^;
当時、独り身だった私は、姉がつわりで苦しんでいるのに、その旦那さんが家事ができずに
文句を言っていた姿を見て、「料理くらいできるようになって、将来、奥さんに役立てたら」と教室を訪れました。
その甲斐もあって、結婚当初は、妻と私で週末は交代で食事を作っていたのですが、
息子が生まれてからは、気づくと妻が全て作るようになっていました。
このところ、手抜き料理くらいしか、やった記憶がありません。
改めて料理をやろうと思ったときに読んだのがこちら。
男性向けの料理教室である「メンズキッチン」を主宰する著者が書いた本。
料理ができるようになると、ビジネススキルも上がりますよ。
しかも奥さんや子ども、その他の人間関係にも役立つと。
タイトルの通り、「無敵」になることを書いた本です。
著者がこれまでに出会ってきた生徒さんや、その奥さんから届いたメールなどが紹介されており、
料理を通じて素晴らしい出来事が生まれていることが書かれています。
最後の章にレシピ集が書かれていますが、料理未経験者がこれだけを見て、
料理を作るのは難しいでしょうね。。
せつなさを胸に残す1冊
時代小説をほとんど読んだことのない私でしたが、この本は読み始めて、
すぐに世界の中に引っ張り込まれました。
下級武士として、あがらいようのない藩の派閥争いに巻き込まれつつも、
最良の道を選んで進んでいく主人公の少年。
隣の家に住んでいた少女との初恋。
読んでいて、常に感じたのは、せつなさでした。
ビジネス書しか読まない私にとっては、普段使わない感情をかきたてられました。
まるで普段使わない筋肉を使って、新鮮な筋肉痛を感じるように、
日頃使わない感情を揺さぶるのも、良い刺激になると思いました。
いずれも普段は読まないジャンルの本なのですが、
単純に面白いだけでなく、ビジネスのアイデアまで浮かんでくるものもありました。
このように、ビジネス書以外の書籍も、意図的に増やして読んでいこうと思います。
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【編集後記】
未だ風邪が治りません。。
週末まで長引かせたくないです。
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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