中小企業診断士

受験勉強から何を学ぶか?

中小企業診断士、1次試験が終わりましたね。
受験された方の声を聞いていると、今年は経営情報システムが難しかったようです。
正解発表は今日されるかと思いますが、可能性が少しでもある方は、このまま2次試験の勉強に突入しましょう。

今日は大人になって行う受験勉強から何を学ぶのか?を考えてみました。

 

抽象化できる力

子どものときの受験勉強は、目の前の勉強を必死に頑張れば良いだけでした(少なくとも私は)。
しかし、大人になってから行う受験勉強は、それだけでは足りないと感じています。

子どもの頃の勉強も、今になって振り返れば、そこから勉強内容そのもの以外も学んでいたことも分かります。
高校で習う数学なんて、実生活では使いませんが、物事を抽象化する力は数学で身につけられた、と実感しているからです。
ただ、当時はそんなことまで分からず、科目としての数学を勉強していたのでした。
子どもの頃はそれで良かったと思っています。

一方、大人になってからの受験勉強は、科目の内容を身につければ十分か?というと、決してそんなことはありません。
目の前の体験を抽象化して、それを受験以外にも役立てる力が必要なのだと思います。

 

エンジンを切らない生活

例えば、受験勉強を通じて体験している時間管理の方法です。
受験では、毎日勉強している人が強いと感じています。

ある日は10時間勉強するものの、ある日は全く勉強しない、という人よりも、
毎日一定に1時間勉強する人の方が強いのです。
基礎をしっかりと固めるためには、同じコトを繰り返しできる方が定着するからです。

仕事についても同じことが言えるでしょう。
お盆、正月、ゴールデンウィークなど、連休のたびに仕事のエンジンを完全に切ってしまう人がいます。
そして、連休明けは「リハビリ」などと言いつつ、ダラダラと仕事をスタート。
全体としてパフォーマンスを上げるために休んだハズが、逆にパフォーマンスが落ちているのです。

長期休暇のときでも、仕事のエンジンを完全には切らない。
あるいは切ったとしても、スムーズな再スタートができるように、休暇前に仕込みをしておく。
このように受験勉強で学んだことを抽象化して、他の部分に応用することが求められていると思います。

特に経営コンサルは、顧客の問題を整理するために抽象化するチカラが求められるでしょう。

 

仕事やスキルとの相乗効果

大人の受験勉強で、最も狙いたいのがこれです。
受験勉強が終わり、そこでやっと資格という成果を得られるというのでは、あまりにもったいない。

勉強で学んだ内容を、即、仕事にフィードバックする。
仕事で使ってみた経験で、その内容をより深く理解する。
こうすることで、勉強を始めた瞬間から、その成果を得られることができます。

また、中小企業診断士のように試験範囲が広いものですと、
自分のスキルを棚卸しすることもできます。
今はまだできないけれど、惹かれる部分がある、ということもあるでしょう。
(私の場合、企業経営理論のマーケティングに惹かれ、マーケティング部門へ異動しました。
その後もセミナーなどに参加して学び続け、独立してからは仕事でマーケティング支援もしています)

このように仕事やスキルとの相乗効果を狙って勉強をしてみてはいかがでしょうか。

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【編集後記】
昨日のランニングと海スイムの影響で、激しく筋肉痛です。
しばらく運動を休んでいたので、仕方ないのですが。。

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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