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「人は環境の動物」から始める経営

先週、今週と多くの会社を訪問しています。
フリーランス、数人からなる小さな会社から、上場している大企業まで。
製造業、サービス業、小売業、情報通信と業種もさまざま。

会社の規模や業種に関わらず、明るい職場もあれば、どんよりとしている職場もあります。
この違いはどこから来ているのでしょうか?

 

人は環境の動物

人は環境の動物である、と良く言われます。
どんな人であっても、一緒に過ごす人に大きく影響を受けます。

明るい人に囲まれていれば、明るくなりますし、
どんよりと暗い職場にいれば、暗くなってしまいます。

自分ひとりだけ、周りと異なる状態を保とうとするならば、
激流を流れに逆らって進むがごとく、とてつもないエネルギーが必要です。
多くの人は、逆らうことはできずに、周りに流されていきます。

だから、職場という環境づくりは、本当に大事なんだと思います。

 

社長の懺悔

先日、ある社長が独り言をいうかのように、つぶやきました。

「私、人を雇うこととか、組織を作るということを、ちゃんと考えていませんでした。
(大きな投資になる)人を採用することよりも、月額 数万円のリース契約の方を気にしていたくらいです。」

その社長は組織を育てることの難しさに直面していました。
採用活動はうまく進まず、アルバイトは短期間でやめてしまい、人手が足りない。
どうすれば良いのか?悩んだのです。

  • 自分はどういう事業を育てたいのか?
  • そのためにどういう組織を作っていきたいのか?
  • 従業員にどんな働き甲斐を感じて欲しいのか?
  • そのために、自分には何ができるのか?

「やっと、人の大切さが分かってきました。
もっと、みんな(従業員)のこと、考えないとなぁ~」

悩みつつ、真剣に組織づくりに向き合う決意をした社長の姿には、感動すら覚えました。
きっと、この会社は、今まで以上に良い雰囲気になっていくことでしょう。
(既に温かい雰囲気の会社なのですが)

 

環境を作るのは、経営者やリーダーの仕事

上記の社長の例を見て感じたのは、環境づくりは経営者やリーダーの仕事だということです。

「何を今さら」と言われそうですが、
実際、それに気付かずに苦労している経営者やリーダーは多いのです。

私自身、会社員時代に9年間、管理職としてチームを預かっていました。
でも、どこまで覚悟して、チーム作りをしてきたか?と自らに問うても、良い答えは得られません。
むしろ、今思うと反省することばかりです。

経営者やリーダー自身が、悪い空気を生み出していることすらあります。
「うちの従業員は、ちゃんと働かない」
そんなことを言う経営者に限って、自分がちゃんと働いていなかったりします。

社員が明るく、前向きに働く環境づくりは、経営者の仕事です。
そのためには、経営者は人のことを今まで以上に大切にする覚悟と、
誰よりも自分こそが変わらなければならないという現実に、真摯に向かい合う必要があると感じています。

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【編集後記】
昨日は診断士受験生時代の仲間と会い、今日は会社員時代の仲間に会うなど。
「人のつながり」のありがたさを、しみじみと感じています。

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!

私を救ってくれたのは、「書くこと」だった

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