IT・システム関連

企業がモバイルに手を出す前に考えるべきこと

こんばんは、渋屋です。
日経コンピュータ11月27日号の特集 『現場を変えたモバイルファースト』 にありますように、
IT業界だけでなく、一般企業であっても、スマートフォンやタブレットといった
モバイルを有効活用することに対する関心が高まっています。

 

モバイルは手段

スマートフォンやタブレットをプライベートでも利用する方が増え、
企業においては情報システム部門だけでなく、現場においても、
「こうやってタブレットを活用すれば良いのに」というようなアイデアが出やすい
環境が整ってきました。

企業のパソコンは、これまで情報セキュリティ対策で運用がガチガチになっていたりするため、
利用者にとって、必ずしも使い勝手の良いものではありませんでした。
だからこそ、私物で使い慣れたモバイル機器を現場でも使えるような提案が出てきます。

ただ、モバイルを企業が活用するときには、パソコンと同様に情報セキュリティ対策や運用を
考える必要があります。決して私物と同じように使えるわけではありません。

アイデアを出すときに最も重要なことは、モバイルを使うことはあくまでも手段であって、
目的ではないということです。
これまで様々な事例を見てきましたが、モバイルの導入自体が目的化している
ケースが散見されており、そのような場合は成果を上げることができていません。

 

何を改善するのかを最初に決めるべき

では、モバイル導入を手段としてみたとき、目的は何でしょうか?
何かを改善したいから、モバイルの導入を検討しているはずです。
この順序を間違えないようにしたいですね。

モバイル導入の成功例を見ると、その目的にはいくつかのパターンが
あるように感じます。

最初の例は、「データの活用」です。
これまでカタログのような紙媒体を中心にしてきた業界で、
その活動をタブレットにすることにより、常に最新のカタログを
お客様に提示することができるようになります。

お客様と接する営業が、常に最新のカタログをもっているのか?や
必要なカタログを全て持ったか?を気にする必要もなくなり、
本業に集中できるようになります。

カタログの発行を減らすことで、コスト削減にもなるでしょう。
単なる紙媒体の置き換えではなく、動画を使うことで
顧客により分かりやすいプレゼンテーションをすることも可能になります。

次の例は「現場での情報収集、発信」です。
高価なPOS(販売時点情報管理)システム導入を止めて、
タブレットやスマートフォンアプリとクラウドを連携させて、
より高度なことを実現させる事例も増えてきました。

お客様に端末で情報を入力頂くことで、顧客ニーズを把握することもできます。
本屋やCD屋さんにある検索端末をタブレット化して、
入力操作を簡単にするだけでなく、
今、顧客が欲しいと思っている商品(検索履歴)をより有効活用することもできます。

最後の例は「コミュニケーションの改善」です。
言うまでもなく、スマホには通話機能がありますし、
FacetimeのようなWebビデオ会議機能も標準的についています。

カメラと通信機能があることによって、離れた地域間でも
コミュニケーションがしやすくなってきました。
例えば全国各店舗で対応しきれない高度な専門知識を要する顧客対応を
本社の専門家がWebビデオ会議で対応する、等ということができます。

 

ここまでに挙げたのは、あくまでも例です。
実際には経営上、解決しなければならない課題があり、
そのためにITを有効に活用できないか?と考えるわけです。

そのなかでさらにモバイルが有効に活かされる事例が増えてきているので
注目していきましょう。という順番です。
「モバイルファースト」という言葉を巷で聞くことが増えてきましたが、
あくまでもそれはIT業界、開発者の視点でしかないことに気をつけたいですね。

経営上の課題→ITによる解決→モバイルやクラウド

という流れを忘れないようにしたいものです。

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【編集後記】

今日はランニングチームの方と、初めて一緒にスイム練習に行きました。
その後、バイク(自転車)ショップへ。
徐々に「あっちの世界」が近付いて参りました(^^;

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!

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