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新商品開発に走る前に考えたいこと

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こんばんは、渋屋です。

一大プロジェクトが動いており、平日の日中はバタバタと過ごしています。ブログ更新が夜に偏りがちです。。(朝はストレッチに使っていますので)
色々な現場を見ていて、安易に商品開発に走りすぎなんじゃないか?と感じたことが何度かありました。

 

安易に新商品開発に走るワケ

起業したいとき、新たな事業を立ち上げたいとき、既存事業の成績が思わしくないとき。
私たちは色々な状況で新商品開発をしたくなります。

ゼロから事業を立ち上げる起業のときは置いておき、既存の商品があるときには、
「本当に新商品開発が必要か?」もう一度考えてみると良いのでは?と思います。

私は、安易に新商品開発を始めてしまうのは、経済成長時代の悪い思考のクセだと考えています。
経済成長時代であれば、新商品を出せば売れます。
モノが足りない時代ですから、出せば売れるのです。
だから「売上を伸ばす=新商品開発」という単純な方程式が成り立ったのかもしれません。

しかし、既に右肩上がりの成長時代は終わりました。
単純に新商品を出せば売れる時代でないのは、あなたもご存知の通りです。

したがって、安易に新商品開発に走るのは、思考のバグなのでしょう。
それよりも、後述する別の方法をとった方が、新商品開発に比べてコストも掛からないですし、
ビジネスの本質につながります。(もちろん、考えた上での商品開発は必要です。)

 

同じ商品なのに、バカ売れに変わった事例

「新商品を開発せずして、どうやって売上を伸ばすのか?」
そうお考えの方がいらっしゃるかもしれませんので、事例をご紹介します。

 

この本に掲載されていた事例です。大正13年創業、ソースを作っているトリイソースです。

3代目社長がこの本の著者を初めて訪ねたとき、それは危機的な状況だったそうです。
機械は老朽化するも、資金難で取り替えることもできない。
ソースの瓶詰め作業は非効率を極め、ジリ貧の状態だったようです。

地域の産業支援センターに支援を仰ぎ、新商品を開発したものの上手くいかなかった状態でした。
社長は落ち込み、自社の弱さばかりが気になってしまっていました。

そこで、この本の著者は社長の話を聴き、「エコロジー」「安全・安心」「丁寧」という強みがあることを指摘します。
そして商品を販売するときのメッセージを、この強みに合わせて変えたところ、業績が回復したのです。

 

顧客視点での価値を追求したい

この事例から学べることは、顧客視点での価値を追求することの大切さです。
モノが売れないとき、その原因は商品そのものが悪いか、売り方が悪いかのどちらかでしょう。
そして、売り方が問題にされることが非常に少ないと感じるのです。

この事例のように、顧客にとって大事な価値を訴求することができれば、モノはしっかりと売れるようになります。
プラスチック容器が当然の時代に、高温殺菌された瓶のソースは、一方から見ると「古く」「非効率」であっても、
別の側面から見れば「エコロジー」で「安全・安心」につながるのです。

新商品を開発せずとも、見方を変えただけでモノが売れるようになるという事実を、 もう一度確認したいですね。

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【編集後記】
明日から夏休みです。やりたいことが多過ぎて困りますね 笑。

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!


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