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超マクロな視点を手に入れる一冊

こんばんは、渋屋です。

今日は非常にマクロな視点を手に入れる一冊のご紹介です。

 

本書の概要

エコノミストとして歴史的視点から経済を見る水野さん、政治哲学の視点から国家や市場を見る萱野さんが対談をする形で議論が展開されます。

先進国が実物経済で成長をする仕組みに触れ、それが限界に達すると金融経済にシフトしていくことを歴史的に語っています。封建制が崩壊したときと同じことが、現在の資本主義でも起こっている。しかも、日本はそれを他の先進国に先立って体験している、と。既に資本主義経済も限界に達しており、これからは「成長を前提としない」モデルを模索していく必要がある、と説いています。

現在の「成長を期待する」モデルに違和感を感じているのは、私だけでしょうか?経済が膨らみ続けて、人口が増え続けて、消費エネルギーが増え続けることが、地球規模で限界に達しようとしている。「成長を前提としない」モデルに移行していくことは必然であると感じました。

私は経済学も世界史も得意な方ではありませんので、少し骨が折れる読書でした。しかし、その苦労を上回る話の面白さで、お二人の対談に惹き込まれたのでした。

 

学問を越えて

今回の対談はエコノミスト(経済学)と哲学家(哲学)の対談です。
学問を越えた対談は、相手にとっての思考・発想の触媒となり、次々と新しい論点が展開されていきます。既存の経済学モデルでは説明のできない現象が、実にシンプルに説明されていくことに感動すら覚えました。

本書には直接関係ないことですが、このように専門を越えた交流は、これからどんどん求められていくのではないでしょうか。1つの世界の枠組みに閉じ込められていては、新しい発想に至りませんし、新しい刺激がありません。
私のランニングコーチは、マラソンの記録向上のために、スイムやバイクなどのクロストレーニングをすることを勧めています。これも1つの分野に閉じこもるよりも、相乗効果が得られる例なのでしょう。

単なる経済学の教科書よりも、より幅広く・高い視点を得られることができました。『超マクロ展望』というタイトルは伊達じゃありませんでした。

 

こんな人にオススメ

私が本書を手に取った理由は、「資本主義ってそもそも何だろう?」と疑問におもったからです。小学校だか中学校で習ったことがあるような気がしますが、明確な答えは持っていませんでした。同じように下記のような疑問を盛っていたり、興味を抱いたりしていたら、本書は非常にオススメです。

  • 資本主義って何だろう?
  • 国家って何だろう?
  • 400年前と同じことが起こっている
  • バブルが日本でいち早く起こったワケ
  • 経済成長モデルの限界

冒頭で書きましたが、本書では成長する経済モデルが限界に来ていること、そして成長しない経済モデルを確立することが求められています。アベノミクスは第3の矢として成長戦略を掲げていますが、果たして効果は出るのでしょうか?

今までよりマクロな視点で、市場をウォッチすることが出来そうです。

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【編集後記】

昨日も今日も、知人とサシ(1対1)ランチをしました。
色々な方の、色々な考え方や興味を聴けるのは、本当に財産ですね。

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!

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