昨日は親戚の結婚式でした。
海外での結婚式に参加するのは初めてで、新鮮な感覚を覚えるとともに、色々なことを想う１日となりました。
初めての海外結婚式で考えたこと
海外で行われる結婚式には、日本ほど多くの人は呼ばず、少人数の身内で行われることが多いでしょう。
昨日もそんな場でした。
日本から距離を空けるということは、日常から離れるということ。
今、結婚する人は、（平均年齢が30歳ちょっとであることを考えると）働き盛り。
仕事が面白くなっているときでもあり、日々、忙しく働いていることもあるでしょう。
そんな日常から離れて、自分自身のために時間をゆっくり取ります。
じっくりと今までのことを振り返ったり、過去の出来事を思い出したり。
そういう時間を取るために、海外という選択をしているのかもしれません。
私は挙式に参加するために、気軽にハワイに来ただけです。
それでも日常の生活から離れることによって、考えたことがありました。
「日々、大切と思い込んでいることは、本当に大切なんだろうか？」という疑問です。
仕事で大切なことは何なのか？
例えば、仕事。
会社という組織のしがらみに耐えきれず、自分のやりたいことをやるために独立しました。
おかげさまで、会社員時代以上に、仕事にやりがいを感じています。
会社の看板に対してではなく、私という個人に仕事を依頼いただいているのですから、責任感が増すのは当然のこと。
しかも経営支援の仕事をしているのですから、やはり目の前のお客様には成果を出していただきたい。
大切なのは目の前の収入ではなく（生きていく上では必須のものですが）、
お客様の成果であり、お客様が得られたこと。
あるいは、そこに向かうまでの、お客様の希望や安心感ではないか、と。
フリーランスとして、比較的自由に働いているため、
大切なことは、ついつい自分自身の働き方だったり、仕事のポリシーだと考えてしまいがち。
ただ、最近は「順序が逆だ」と感じています。
お客様が喜んでくれて、成果を上げてくれれば、結果的に私も私らしく働けるようになるのです。
ハワイに来て、嬉しいサービスを受ければ、自然と感謝やお礼の気持ちが現れます。
そういう自然に生まれる気持ちを受け取れるような仕事をしたい、と思ったのです。
つながる命と家族
昨日の結婚式、気になったのは新郎新婦は当然として、その両親でした。
自分の子どもが結婚するまで、あと10年以上あると思いますが、そのときのことを考えてしまうからでしょう。
なんだか、新郎新婦以上に、そのご両親をお祝いしたい気持ちになりました。
新郎新婦の子どもの頃の映像が流れ、その両親の若かりし日々の映像も見ました。
当たり前のことですが、時間が経っていることを感じます。
全く別の環境で育ったふたりが、たまたま出会い、そして命がつながっていく。
ちょっとタイミングがずれたり、進路や就職先が変わっていなかったら、出会わない相手だったりします。
なんか不思議だなぁ〜と思いますし、命がつながるのは、奇跡のようなものだな、と。
命ってすごいな。
家族って不思議だな、と。
今回、妻の両親と一緒にハワイに来ています。
私と妻が出会ったことだって偶然のようなものですし、それ以上に息子の存在も奇跡のようなものです。
そんな妻・息子と、さらに妻の両親と、一緒に過ごしているという不思議。
長めの休暇のときにいつも感じることですが、もっと家族を大切にしたいな、と。
日常生活に戻ると、ついつい仕事を中心に考えてしまいます。
ただ将来、息子の結婚式を心からお祝いできるようにするためには、もう少し違う生き方もあるのかもしれないのです。
昨日の新郎新婦も、両親に対して残っている記憶は、日常生活の些細な一瞬でした。
どんな一瞬が子どもにとって、生きる支えになるのかは、分かりません。
ただ、そういう一瞬を与えられるかは、日頃からの両親の姿勢に掛かっているような気がします。
自分のど真ん中を生きるためにも、自分自身にだけフォーカスするのではなく。
お客様や、家族など、自分を取り巻く環境に、もっと目を向けて生きたいな、と感じたのでした。
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【編集後記】
今日は夕食以外、決まった予定のない１日でした。
家族で早朝ランニングしてから、海・プールで過ごしました。
明日の朝、ハワイを出て、日本時間の日曜日に帰宅します。
今日も素晴らしい１日になります。感謝！！
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