先日、初めてお会いした社長から、
色んな無理難題を言われました。
「県の部署Aと部署Bが連携してくれない」
「あの商工会議所が言うこと聞いてくれない」
「○○から派遣されてきた中小企業診断士が酷かった」
「○○業界の△△は、どうにかならないものか」
初対面の社長だったのですが、
まぁ、良く出てくること出てくること(笑)
その場に居た専務他、社員たちも苦笑いです。
コンサルティングの冒頭に、
「私にも解決できないことがあります。
それをご承知の上でお話し頂ければ」
と言ったにも関わらず、終始こんな勢いでした。
■
私は、このコンサルティングは、
価値を感じて頂けたのだと実感しました。
この社長は高い視座をお持ちの方でした。
日本の問題をしっかりと捉えて、
その問題を解決するための商品を作っています。
しかし、厄介な問題だからこそ、
そこに過去のしがらみや利権が関係してきます。
「何とかならんのか!」
という怒りが、上記のようなコメントとなって現れたのです。
■
面白い取り組みをしている会社なので、
多くの中小企業診断士や、市・県の方が訪れるそう。
きっと、今までお会いした方々は、
話が通じなかったのでしょう。
お役所の都合を持ち込まれたり、
「市場がない」でバッサリと切り捨てる診断士が居たり。
それで溜まった鬱憤を、
私にぶつけたのだと感じました。
要するに「話の通じるヤツがやっと現れた」と、
感じて頂けた様子。
困っていること、苦労していることを、
まずは理解し、共感すること。
人間関係が構築されなければ、
とてもコンサルティングなんてできません。
診断士とか、資格を持っているからなどという理由だけで、
どこの誰かも分からない他人から、
助言や支援など、されたくないのです。
(公の立場を持っていたとしても)
コンサルティングの前に、
しっかりと人間関係を築く。
そのことを疎かにしているケースが
多すぎるように感じています。
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