大企業を辞めて独立したとき、
「これでやっと自由になれる」と思ったものです。
- 船頭多くしてなんちゃら・・(何も進まない)
- 遅すぎる意思決定。
- 他者(他部署)のせいにする文化。
- 評価、昇進のための社内政治。
もう全てに嫌気がさしていました。
でも実は、こういう経験が今、
本当に役立っているのです。
数人、10数人くらいの組織でも、
上に挙げたような「大企業病」の気配がするときがあります。
そういうときに「あ、あのパターンだ」と
いち早く認識することができるのです。
正に反面教師(笑)。
気づくことができれば、回避しやすくなります。
■
それだけでなく「既にまわっている仕組み」を見ることにも
価値があります。
多くの人、色んな人が使っても業務がまわるということは、
ミスを発生させない、誤解を生まない、
標準化された仕組みがあるということです。
しかし、それをゼロから組み立てるのは大変なことです。
それはコンサルタントにとっても同様です。
でも、仮にコンサルタントが大企業で
既に動いている仕組みを見ていたとしたら。
成功イメージがあるので、
提案することも、実際にその提案を業務に組み込んでいくことも
できるでしょう。
私自身、情報共有の仕組みなど、過去に見たことのある例を元に、
提案をさせてもらったことが何度もあります。
■
中小企業の支援をビジネスにしようと決めたとき、
これまでの大企業の経験がどこまで使えるのか?
正直、不安でした。
でも今振り返ってみると、
良いことも悪いことも、役に立つことだらけです。
間違いなく宝物の経験でした。
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