一昨日・昨日とブロックチェーンについて書きました。
https://biz-it-base.com/?p=8593
https://biz-it-base.com/?p=8599
またITに疎い中小企業診断士(経営支援を生業とする人)も苦しい世の中になることを書きました。
https://biz-it-base.com/?p=8583
なぜ私がここまでITにこだわるのか、経営との関係について書きます。
新規事業とSWOT分析
中小企業診断士が企業を分析するときに良く使うのがSWOT分析。
個人的には、経営支援の経験が浅い人が使うには、難しいフレームワークだと感じています。
https://biz-it-base.com/?p=2152
ただいずれにしても、事業の方向性を考える上で、内部環境と外部環境を知ることは必須です。
特に新しい事業を考える上で、機会を捉えることは必須と言えるでしょう。
機会をどのように捉えれば良いか
ドラッカーはこのように言いました。
事業の機会を体系的に発見し、それを開拓する企業だけが、繁栄し成長する。
(『創造する経営者』より)
機会はSWOT分析をするときなどだけ考えれば良いものではなく、
常に機会を体系的に発見するよう、組織として取り組み続けなければなりません。
では機会(と脅威)は、どのように発見すれば良いのでしょうか?
事業の成長に直接的なのは、顧客の変化を捉えることです。
例えば、「所有」することから「利用」への変化は、既に随分前から起こっています。
古くからあるのは不動産です。
自宅を購入しなくても、賃貸することによって住むことが可能になりました。
売らずに貸すということは、古くからビジネスとして行われているのです。
ITの世界では、クラウドがそれを実現しました。
システムを購入して資産として「所有」するのではなく、契約した瞬間から使うことのできる「利用」へのシフトです。
車の世界では、カーシェアリングサービスが、それを促進しています。
逆に言えば、「所有」から「利用」へのシフトが起きていない商品には、
機会が転がっていることになります。
買うことが当たり前になっている商品、身の回りにありませんか?
SWOT分析とPEST分析の関係
もう1つ、機会を捉えるのに使えるのがPEST分析です。
政治・経済・社会・技術の頭文字を取ったもので、これら4つの変化を分析することから、機会や脅威を発見します。
先に述べた顧客志向の変化は、ある意味では社会の変化と言えるでしょう。
つまり、SWOT分析におけるO(機会)とT(脅威)を分析するためのツールとして、
PEST分析が使えると考えているのです。
ここで、政治・経済の変化も大事なのですが、昨今の事業に大きく影響を与えているのが「技術」です。
特にIT(情報技術)の変化は凄まじいの一言。
だから経営者や経営支援者はすべからく、ITの変化を知るべきだとうったえているのです。
私が人工知能やIoT、ブロックチェーンに注目しているのは、
「産業革命レベルの変化が起きている」と感じているからであり、
過去の産業革命同様、人々の生活、経済、社会が一変すると考えているからです。
その産業革命レベルの変化を起こしている技術が人工知能であり、ブロックチェーンです。
私自身、もっと理解を深めて、分かりやすく説明できるようになりたいものです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【編集後記】
日曜日に行われる五島長崎国際トライアスロン(バラモンキング)に向けて、
チームの仲間たちと移動しています。
3度目の出場ですが、ロングの手強さは変わらず。
既にドキドキしています。。
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【メルマガ 『非常識なコンサルタント』】
独立・起業を目指す方、特に自分らしく働き・生きたい方。
コンサルティングを事業の軸にしたい方に向けたメルマガを配信しています。
こちらから登録できます。
【Facebookページはこちら】
「いいね!」すると、ブログ更新のお知らせを受け取れます。
たまに気になるニュースなども通知しています。
ブログ村ランキングに参加しています!
応援のクリックをしていただけると、嬉しいです。
にほんブログ村