昨日は、戦略うんぬん以前に、
顧客のことをもっと知りましょう。
そのために顧客に会い、リサーチしましょう。
ということを書きました。
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顧客のことを知り、
顕在化した、あるいは潜在的なニーズを発見し、
そのニーズを満たすための商品・サービスを提案する。
そうやって、モノは売れていきます。
コンサルティングのような目に見えないものでも、
物理的な物であっても、商売の本質は同じです。
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ただ、コンサルティングのように目に見えないモノ、
さらには人に強く結びつくサービスを提案するために、
私は殊更に気をつけていることがあります。
アタマで売ろうとしないことです。
パソコンのような物であれば、
論理的に考えて、スペックを比較して買うこともあるでしょう。
(それでも、カッコイイとか、感情で買うことも多いでしょうが)
しかし、人に紐づくコンサルティングは、
なかなか論理的に考えて購入できるモノではありません。
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アタマ(論理)-胸(感情)-丹田(魂)
この関係を常に意識しています。
覚悟が必要なモノほど、丹田での決意が必要になります。
コンサルティングを買うことは、
目に見えない高額なモノを買う不安を克服することです。
買った後、自分が成長するためにコンサルタントに
追い込まれるかもしれない恐怖と戦うことでもあります。
だから、買う側は丹田での決断を求められるのです。
それゆえに、売る方も魂レベルで売ることが求められると思っています。
顧客のビジネスや人生とガッチリ向き合う覚悟。
自分が描く世界観に他者を巻き込む意気込み。
そういった魂を込めた提案が、
顧客の心を動かし、丹田での決断につながるのだと感じています。
最近、「テクニックで売ろう」という風潮が強いので、
アンチテーゼを掲げてみました。