経営・セルフマネジメント

人間関係を改善するための2つのアプローチ

「人」に関わる悩みは、あらゆるところに存在します。
「あの上司がいるだけで胃が痛くなる」というような既に顕在化された悩みから、
「子どもとの接し方はこれで良いのだろうか」というような、ちょっとした疑問まで。

職場から家庭、あらゆる場所で、
重たい悩みから、ちょっと気になることまで、人間関係の懸念は尽きません。
私はこの数ヶ月の間、2つのアプローチによって、これらの懸念を減らしてきました。

 

人間関係を「縦」から「横」に変える

私は職場の縦の人間関係が嫌いです。
偉そうにする役職者を見るたびに、「あなた個人が偉いんじゃない」と心の中で思います。
役職はあくまでも役割です。
(社長の苦労話を聴くと、その努力などに感銘し尊敬しますが、それはまた別の話です)
私も一応、会社員時代はメンバーを預かる立場でしたので、横柄にならないようにだけは、気をつけていたつもりです。

でも、ふと気付かぬところで縦の人間関係を作ってしまうものです。
以下2つの例を挙げます。

子どもとの関係

私は、「親として子どもを躾けなければならない。」
自分が上で、彼は下。
いつの間にかそんな縦の意識を持っていたことに気付きました。

そのとき以来、息子を「小さな親友」と横の関係で定義しなおしました。
もちろん、まだまだ知らないこともあるので、伝えたいこともありますが、
まずは彼の考えや意見を尊重しようと思ったのです。

そうすると、細かいことでイライラしなくなりました。
別に朝の準備が遅れて学校に遅刻しても、忘れ物をしても、まぁいいかと。
彼自身、学ぶことがあるだろうし、そういうことを通じて、「責任」を学ぶこともあるでしょう。
大変なことにさえならなければ、健康で居てくれれば十分なのです。
「遅刻させちゃいけない」とかは、ある意味、親のエゴなのかもしれないと思い直しました。

妻との関係

世の中の男性と話をしていると、「妻より稼いでいないと嫌だ」という意見が多いことに気づきます。
これは、「稼ぎ」によって自分の存在価値を認めさせようという、男の勝手な縦の意識だと感じます。
収入は1つの例ですが、心のどこかで自分の方が上で居たい、と思っているのでは?
ある日、そんなことに気づきました。

本来、男女の違いはあるけれど、1対1の横の関係のはず。
どちらが上でもなければ、下でもない。
そう自然に思えたときに、なんだか余計な力が抜けるような感覚がありました。

 

ありのままの自分を受容する

もう1つのアプローチは、ありのままの自分を受容することです。

今までの私は、理想の自分と今の自分のギャップに着目して、その差を埋めるべく思考・行動してきました。
目標をから逆算して、そこに到達するやり方とも言えます。
このやり方には価値がある一方で、一歩間違えると、現在の自分を否定することになります。

私はこの自己否定が強かったのでしょう。
目標からの逆算はするけれども、今の自分に対し「こんなんじゃダメだ」と思っていたようです。
あるとき、そのことに気づき、現在の「ありのままの自分」を受容し、大切にすることにしました。
それによって人間関係が改善されたのです。

一般的に、人はこのような感情を抱きがちなのではないでしょうか。

「自分はこれだけやったのだから、認めて欲しい」
「これだけ愛しているのだから、愛して欲しい」
「この業績を上げたら、褒められて当然だ」

マズローでいう承認欲求でしょうか。
しかし、私は自分を受容することによって、自分が選んで行動したことを、自分自身が認められれば良いと思うようになりました。
自分がやる・やらないと、他者がそれを評価する・しないは、別の課題なのです。
結果的にたまたま、他者が評価してくれればそれは嬉しいのですが、余計な期待をしないことにしました。

どちらのアプローチも、他者に働きかけるものではありません。
自分の考え方を変えることによって、他者の見え方が変わる。
それで結果的に、人間関係が改善した(ように感じる)のでしょう。

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【編集後記】
ランニング仲間のザックと足柄峠を走りに行ってきました。
燃え尽きました。。今日はもうヘロヘロです。

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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