すごい人に会うといつも思うことですが、「量がハンパない」んです。
何でも初めは力むし、ぎこちない
昨日お会いした方は、コーチング、特に傾聴の分野で、のべ3万人に対して貢献してこられた方。
コンサルティングのように1対1が基本なので、1人に2時間かけたとしても、6万時間の経験。
1日10時間を何かに費やしても、1年間で3,650時間です。
6万時間という圧巻の経験から語られることには、震えずにはいられませんでした。
印象に残っているのは、傾聴を自転車や車の運転に例えられたこと。
私たちは、初めて自転車に乗るとき、全身に無駄な力が入りまくっています。
ガチガチになりながら、必死に練習を続けていると、フラフラと危なげながらも乗れるようになっていくのです。
さらに乗り続けていると、だんだんと力の入れどころと抜きどころが分かってきます。
そうするとリラックスして両手離しができるようになったりするのでしょう。
車の運転も同じです。
最初は力が入りまくって、横から話しかけられたら「邪魔するな!」という感じでしょう。
しかし、運転に慣れてくれば、おにぎりを食べながら、人と会話しつつ、縦列駐車ができるようになったりします。
身体知化するまでの量が必須
傾聴にしても、他の分野でも同じだと思うのです。
身につけるまではガチガチに無駄な力が入ったり、ぎこちなくなったりします。
それでも正しくアドバイスをもらいながら量をこなしているうちに、自然体に近づいていきます。
自然体になれたときが、「意識的有能」な状態から、「無意識的有能」になったときでしょう。
自然体になるまでには、とにかく量稽古が必要だと感じています。
傾聴も、コンサルティングのやり方も、トライアスロンのトレーニングも。
他者と差別化をしたいのであれば、なおさら量稽古で差がつくものを選びたいですね。
https://biz-it-base.com/?p=6444
この記事でも書きましたが、何事もまずは1,000時間くらいはやってみる。
それをスタートと考えるくらいでちょうど良いと思います。
本当にぶち抜けようと思ったなら、さらにその数倍、10倍以上の量稽古が必要なのかもしれません。
そう考えれば、現時点で成果が出ていないものに関しては、
単純に量が足りていないことに気付きます。
正しくガイドしてくれる先駆者
ただ、単に量をこなせば良いものではありません。
最初は右も左も分からないものであればあるほど、正しくガイドしてくれる先駆者の存在は不可欠です。
中小企業診断士の受験勉強では、講師なしでの合格はありえませんでした。
ランニングを始めたとき、正しいトレーニング方法を指導してもらえたので、基礎が固まりました。
(今はバイクの指導者を探しています)
このブログは、アドバイスを下さる方々のおかげで続いています。
独立して、今も人並みに食べられる生活を送れているのは、メンターや先輩のおかげです。
正しい水先案内人からのガイドを得ながら、迷うことなく量稽古。
これが何かを身につけるときの鉄板の成功方程式のように思います。
ただ、それだけの時間とお金を投下することになりますので、
何をやるのか?は、ちゃんと選びたいですね。
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【編集後記】
この2日間は、「今まで自分が認識していなかった自分」の発見がありました。
自分に対するイメージが、ずいぶん変わってきました。
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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