このところ深く考えさせられていることがあります。
「何事にも陰と陽がある」
さらには、陽も行き過ぎると陰になり、陰も突き詰めると陽になる。
後者の説明はまだ難しいので、今回は前者について書きたいと思います。
自責と他責の陰と陽
人を見るときに、自責の人なのか、他責の人なのか、を私は確認しています。
どんな出来事であっても、自分の問題として捉えられる人なのか?
逆に何があっても他者のせいにして、自分の問題や課題とは感じない人なのか?
一緒に仕事をするにしても、顧客であっても、この点は重要だと感じています。
その一方で、自責の念が強すぎることが問題になることもあると感じています。
チームを抱えるリーダーが、自責にとらわれ過ぎるとメンバーを信じることができず、全ての仕事を自分で抱えてしまいます。
これは陽が行き過ぎてしまって、陰に転じたケースでしょう。
メンバーが成長し、チームとしての最大の成果を求めるのであれば、リーダーはメンバーを信じて仕事を任せることが、自責以上に大切なことなのかもしれません。
一般的には自責の方が良いと考えられていますが、そういうことでさえ、良い面(陽)だけでなく、悪い面(陰)があると認識しておくと、上手くバランスを取れるのでは、と思うのです。
時間とお金の陰と陽
同じように時間を優先するか?お金を優先するか?という思考や行動のOS(基準)があります。
時間は買うことも借りることもできない、人生で最も限られたリソースです。
その一方で、お金は借りることも増やすこともできる。収入も増やすことができます。
お金は限られたリソースではないのです。
だから、時間こそが最優先のリソースで、これを増やすためには、お金を投じることも必要だ、と。
私もふだんはこのように考えています。
だから通勤電車なんてバカバカしいものには乗らず、グリーン車に乗ったりして、仕事の時間を最大化しています。(お金で時間を買っているのです)
ただ、これも行き過ぎると陰の側面がでてきます。
他人が単純に楽しんでいるだけの時間を、「時間の無駄」と切り捨ててしまったり。
例えば、私は奥様方がスーパーのセールに行く理由が分かりません。
キャベツが200円で売っていようが、セールで98円になっていようが、必要なら買えばいいし、不要なら買わなければいい。
わざわざ安いスーパーに行って、セールで500円節約しても、それで30分の時間を使ってしまったら、効率が悪い、トータルではマイナスでしょ、と考えてしまうのです。
ただ、これは効率を追い求めているのではなく、楽しんでやっている人もいるのです。
楽しみ・趣味の領域に効率性を持ち込んでも意味がありません。
自分の時間優先の価値観を、他者にまで押し付けると、このようなことが発生してしまいます。
私自身、家族と過ごす時間には、効率性の考えを持ち込んでいません。
このように、どんなことにも陰と陽があると考えるようになってきました。
自分が良いことをしている、良い状態にあるからと言って、実は万事OKになっているわけではない。
今、悪いことをしてしまった、悪い状態にあると言っても、実は良い面もある。
そう考えるようになって、より物事を大局的に考えられるのでは、と感じています。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【編集後記】
昨日・今日はご近所家族と一緒にキャンプ旅行です。
このブログに向かう以外は、効率性の外の世界に入っています。
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【メルマガ 『非常識なコンサルタント』】
独立・起業を目指す方、特に自分らしく働き・生きたい方。
コンサルティングを事業の軸にしたい方に向けたメルマガを配信しています。
こちらから登録できます。
【Facebookページはこちら】
「いいね!」すると、ブログ更新のお知らせを受け取れます。
たまに気になるニュースなども通知しています。
ブログ村ランキングに参加しています!
応援のクリックをしていただけると、嬉しいです。
にほんブログ村