突然ですが、私はもっと中小企業診断士が増えれば良いのに、と思っています。
資格者が飽和してきた市場でも資格に意味はある
資格業界?の中でも上位に位置する士業は、需要と供給がいつも注意深く観察されています。
そんな中、良く聴くのは、「市場がもう飽和しているよね」という意見。
私は営業力がないために価格破壊を起こす輩が増えていることが、市場が飽和してきたと感じさせる原因ではないか、と思っています。
と言いつつ、ここで書きたいのは飽和しているか、していないかではありません。
資格を取ることに意義があるか?です。
私が独立してからの仕事の1〜2割程度(売上ベース)は
中小企業診断士であるからこそ、獲得できたものです。
顧客数で言えば、仕事の半分以上が診断士として獲得しています。
https://biz-it-base.com/?p=5478
やり方を間違えなければ、実際に仕事を取れる資格なのです。
(ただ、私が実践したのは、東京・神奈川のみです。
他の地域になると事情は異なるかもしれません。)
これは独立・起業を目指している方や、企業内診断士でも会社の外で
実力を伸ばしたい方にとっては、非常に有益かと思います。
それに資格を取得するかどうかはさておき、診断士試験の勉強を通じて得た知識は、
本当に幅広く、様々なシーンで勉強して良かったと感じています。
https://biz-it-base.com/?p=2155
中小企業診断士を増やしたい
私にとっては、そんなプラスを与え続けてくれた診断士です。
ですので、「もっと成長したい」とか「今の仕事に変化を与えたい」とか、
あるいは独立・起業を目指している方にとって、中小企業診断士はオススメしたい資格です。
2015年版の中小企業白書を見ると、現在、中小企業は約385万社あります。(出典 2015年版 中小企業白書、付属統計資料)
しかし、中小企業診断士の数は平成27年7月1日時点で23,145名(休止者含)です。(出典 中小企業施策総覧)
全ての中小企業を支援しようとすると、明らかに診断士の数が足りていないのが分かるでしょう。
もちろん、資格だけ持っていて、全く動けないペーパードライバーを増やしても仕方ないのですが、
ガンガン動ける、あるいはガンガン動きたい人を増やすことができれば、と思っています。
(その前に私自身がガンガン結果を出さなければならないのですが)
そのためには資格取得を支援するだけでなく、資格取得後を支援するような
サービス・仕組みを作れれば、とおぼろげながら感じています。
診断士が魅力的になる必要がある
ただ、その前にやりたいことがあります。
診断士が魅力的になることです。
私が診断士取得後に驚いたのは、朝から晩まで、土日も関係なくビッシリと働いている大先輩がいたことです。
それも自分で望んでやっているというより、明らかに仕事を詰め込みすぎている状態でした。
さらに、それで会社員当時の私の年収とあまり変わらない売上だったのです。
もう1つ驚いたのは、自分で営業している人の少なさです。
公的機関から仕事をもらったり、民間企業と契約をして、そこから仕事を得る人が多かったのです。
経営コンサルタントってそういうものなのか?と一瞬思いましたが、私の答えはノーでした。
どんなに偉い先生だったとしても、自分の事業を自分自身で立ちあげられない人に、経営コンサルをお願いしたい企業はないはずです。
仕事だけをして家庭に居場所がなくなっては、何のために働いているのか分かりません。
私は家庭を幸せにするために(それだけじゃないですが)働いていますし、その幸せの中には、もちろん自分も入っていたいと思っています。
趣味のマラソン、トライアスロンだってやりたいし、仕事以外に学んだりもしたいです。
そういうトータルな視点で見たときに、人間としてもっともっと魅力的になりたいと思いますし、魅力的な働き方をしたい。
そんな働き方を見て、中小企業診断士を目指す人が増えてくれたら、嬉しいと思うのです。
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【編集後記】
今日はある仕事の区切りでした。
携わった事業が成功することを祈って、顧客オフィスを後にしてきました。
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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