中小企業診断士という資格には、
税理士や社労士などの他士業と異なり、独占業務がありません。
では独立するときに役立たなかったか?というと、全くそんなことはありません。
むしろ診断士がなかったら、独立できなかったと思います。
中小企業診断士がなければ、独立できなかった
正直、中小企業診断士を持っていなければ、
私は独立に踏み切れなかったと感じています。
独占業務はありませんが、
「診断士を持っているから依頼される仕事」は確実に存在します。
(診断士を持っている「だけ」では、仕事を依頼されないことには注意が必要です。)
そういう仕事がある安心感。
そして大企業のようなブランドも肩書きもなくなった私という個人には、
診断士という資格があることは、多少なりとも自信を与えてくれました。
(資格に依存している自信や安心感は、早く卒業しなければなりませんが)
このような安心感や信頼があったからこそ、
躊躇に躊躇を重ねつつ、何とか独立できたのです。
世の中には無資格でも「経営コンサルタント」を名乗る人がたくさんいます。
私には、そこまでの度胸はなかった、ということでしょう。
診断士を取得して、独立した人たちに会えるようになった
少し時間をさかのぼります。
会社員だった頃、私の交流範囲はみんな会社員で、
独立・起業している人はいませんでした。
会社員とだけ付き合っていたら、独立することは99%できません。
実際に独立・起業している人たちに囲まれるから、
独立することがイメージできるようになるわけです。
独立することに限らず、
留学する人の周りには留学者が多いだろうし、
経営者の周りには経営者が多いだろうし、
マラソンする人の周りには、マラソンする人が多いでしょう。
私は診断士を取得した後、診断士の先輩方や合格同期と会う機会が増えました。
先輩方の中には、独立されている方が、かなりいらっしゃいました。
「独立診断士」を身近なものとして感じられるようになったのです。
このステップがなければ、私は独立を具体的なイメージとして
描くことはなかっただろうと思います。
独立してからは資格をどう活かすか?考える日々
診断士という資格について悩むのは、むしろ独立した後でした。
診断士だからという理由で取れている仕事は、私の場合、そんなに多くありません。
様々な仕事をしていますが、それぞれの仕事で診断士の勉強で得たスキルを
どうやって活かしていこうか?日々、考えています。
逆に考えれば、普通は会社員の頃に蓄積した経験・スキルを元に
独立後は仕事を請けることになるでしょう。
しかし、私の場合は診断士で得た知識があるために、
他の仕事を請けたときでも、それらに結び付けてスキルアップすることを狙っています。
具体的には、社内の情報共有の案件を請けたときに、
単にツールを選び、使い方を教えるだけに留まらず、
むしろ社内の情報共有を推進することが経営に与える効果から入ろうとしています。
診断士という資格が、私のスキルアップの可能性を押し広げてくれている、
と感じているのです。
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【編集後記】
診断士の2次筆記試験、いよいよ今週末ですね。
これまで準備してきた方々、頑張って下さい!!
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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