世の中の変化が加速するにつれ、ビジネスの世界においても、スピードが重要な要素になってきました。
かつては資金・従業員数などの規模が圧倒的に強い武器でしたが、
今や、スピードの方が強力な武器になってきたのではないでしょうか。
大企業だけでなく、小さな会社でも戦える世の中になってきたということです。
そんな企業のスピードを加速するのに「Webパーソン」の力を、活用したいものです。
今回は、私が関わった事例をご紹介します。
なお、ここでの「Webパーソン」とは、デザイナーやエンジニアなどのクリエイターだけでなく、
マーケター、ディレクターなど、Web製作に関わる全ての人を指しています。
コンテンツをあっという間に展開
ネットでビジネスをしているA社は、今まで以上に多くのユーザにサイト訪問してもらうため、
いわゆるコンテンツマーケティングを始めました。
私を含めた数人のチームで企画をはじめ、コンテンツを試しに作成しはじめました。
コンテンツを1つ作るのに、どれだけの時間・労力が掛かるのか?を知っておきたかったからです。
いくつかのコンテンツを作成したときのこと。
ふと気付くと、A社のマーケターさんは、まだ誰からも指示されていなかったのに、
自社のサイトにコンテンツを掲載する準備を既に行っていました。
自分で新ページを作り、新コンテンツへの導線を設計済みでした。
社長のゴーが出れば、数時間後には本番サイトにコンテンツを展開できますよ、と。
求人も商品販売と同じスピードで
次にB社の事例です。
B社の事業は、昨年比2倍以上のスピードで急成長しており、人材不足に悩んでいました。
B社はネット上でモノを販売することに長けていて、
だからこそ、事業が急成長しているのでした。
しかし、人材募集に関しては、商品販売のノウハウが活きていませんでした。
それを指摘されたB社。
商品を販売するときに、ターゲットに向けてメッセージを作りこむのと同様、
人材募集のページも、わずか1週間で素晴らしいものに作り変えていました。
新サービスのシステムを数週間で準備
もう1つの事例です。
C社は、新しいサービスを展開するに当たり、新しいシステムを必要としていました。
C社のエンジニアさんに対して、新サービスの内容や要件を伝えた翌週のミーティング。
わずか1週間の間に、彼は既に少し動くWebアプリケーションを構築していました。
そのシステムの動きを見ながら、より有意義なミーティングができたことは、言うまでもありません。
ビジネスを加速させるWebパーソンの力
集客、人材採用、新サービス、目的は全て異なりますが、
共通するのは、実行スピードのはやさです。
そのスピードを上げているのは、全てWebに関わる人たち。
- コンテンツを作る力
- コンテンツを世に広める力
- サービス、業務を支えるシステムを作る力
事例ひとつひとつで、表面的に見えるスキルは異なりますが、
「爆速で動く」という力は同じです。
Webパーソンが企業のスピードを上げる。
それを知っている人たちは、Webパーソンを外注するのではなく、次々と内製化しています。
優秀なWebパーソンが、市場で枯渇しまくっている理由でしょう。
しばらく、Web系の人材には注目したいと思います。
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【編集後記】
今朝の大雨、電車遅延で仕事時間が減らされてしまいました。。
明日の仕事に向けて、集中力を限界まで高めて、何とか準備を終えました。
人間、追い詰められると、普段では出ない力が出るものですね(^_^;
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!