こんばんは、渋屋です。
久しぶりのIT関連記事です。
日経コンピュータの主要特集がPaaSに
日経コンピュータ(2014/11/13号)の特集が『戦略アプリはPaaSで作る』でした。
以前からIaaSのコモディティ化は加速していました。
Amazonを追随していた米Rackspaceの元気がなくなり、
主要プレイヤーの数が一層、絞り込まれてきました。
Amazon、Microsoft、Google、IBM(SoftLayer)、
そしてVMwareといったところが現在の主要プレイヤーでしょう。
各社それぞれに、強みとするところがあって、
これからの動向に目が離せません。
しかし、「クラウド」という言葉はあまりにも一般的になり、
専門誌で特集されることは減ってきたように思います。
そんな状況で、IaaSの一段上のレイヤであるPaaSに注目が集まってきています。
これから新たなアプリ(システム)を作るなら
日経コンピュータの特集にもあるように、これからアプリを作るとするなら、
PaaSは非常に強力な選択肢になると思います。
IaaS以上にインフラを準備する期間を短縮し、アプリを作ることだけに専念できるからです。
パソコンの例で例えるなら、私たちはブラウザやExcelを使いたいからパソコンを
購入するのであって、WindowsやMac OSが欲しくて端末を買うわけではありません。
クラウドにも同じことが言えるのでしょう。
既にパッケージとして存在するアプリケーションであれば、SaaSを選択し、
自分達で多少なりとも開発が入る場合には、ミドルウェアや実行環境が準備されているPaaS。
IaaSの出番は、既存のシステムを延命したりすることに集中していくのでは?と思います。
そして、PaaSの世界でもAmazonなど主要プレイヤーは決まりつつありますが、
IaaSよりは業界勢力図がまだまだ変わりそうで、目が離せません。
第3世代のアプリケーション
第1世代、つまりメインフレーム時代のアプリケーションは、プラットフォームが
メインフレームである必要がありました。
第2世代、クライアント・サーバの時代では、サーバ・クライアントと共に
Windowsであることが多かったでしょう。
つまり第1世代も第2世代も、プラットフォームが限定されていたのです。
しかし、第3世代のアプリケーションは異なります。
プラットフォームは何でも良くて、自分に最も適したクラウド上を
自由に行き来することになるでしょう。
そこまでではなくとも、自分に最も適したクラウド上で実装されて
サービス展開されていきます。
日経コンピュータの特集を見て、「ヤバイ(もう来てしまった)」と思うか、
「チャンスがやってきた」と思うかは、これまでの戦略策定に掛かっていることでしょう。
一時的にIT業界は人員不足で好況になっているようですが、
それに浮かれずに戦略を立て、地道に手を打っている企業だけが、
生き残っていくように感じます。
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【編集後記】
明日は3度目のフルマラソンチャレンジ!つくばマラソンです。
正直、練習不足ですが、今の自分に出来ることをやる訓練だと思って走ってきます。
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!