おはようございます。渋屋です。
昨日は、かつて私のチームに所属して、一緒に仕事をしていた若者Fさんと会食。
Fさんは、会社を辞めて、アメリカ留学を経て、
帰国後、独立・起業していました。
相変わらずのアグレッシブさで、大いに刺激を受けました。
Fさん、ますます頑張って下さい!!
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今日は久しぶりの書籍紹介です。
このところ、読む対象をビジネス書だけでなく、もう少し色々なものに幅を広げています。
特に事実を元に書かれたものは、強く惹かれます。
そんな中で、強い印象を受けたのがこちらです。
[amazonjs asin=”4344416457″ locale=”JP” title=”奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録 (幻冬舎文庫)”]
もう何年も前に出た本ですので、ご存知の方も多いかと思います。
遅まきながら読んでみました。
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この本の主人公である、農家の木村さんの頑張り(という一言で片付けるには、あまりにも思い挑戦)には、ただただ驚かされるばかりでした。
ただ、私がこの本で最も印象を受けたのは、何事も自然の上にしか成り立たない、ということです。
農薬は、リンゴにとっての害虫や病気を減らします。
肥料は、リンゴにとっての栄養分を増やします。
だから、農薬も肥料もリンゴにとっては良いものです。
・・・という考え方は、自然を無視した考え方です。
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自然は害虫も栄養素も、リンゴ自体も、全てのものがバランスの上に成り立っています。
栄養素が足りなければ、リンゴは根を深く深く張り巡らせて、栄養素を集めるようになります。
そうしてリンゴが強くなると、害虫や病気に対する抵抗力が増します。
そういう自然界のバランスの上で生きていくリンゴが、木村さんのリンゴです。
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何事も自然と共にいることが、最も良い状態なんだな、と改めて感じたのでした。
ふと、自分に目をやると、どれだけ農薬と肥料を与えているんだ?と。
農薬に守られた環境では、リンゴは強くなりません。
過剰な栄養素を与えられた環境でも、リンゴは強くなりません。
同じように自分も、このままでは強くならないでしょう。
もう少し生きる世界を変えないと、と思います。
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この木村さんの行動の中で驚いたのは、無農薬リンゴの育成に成功した後のことです。
私だったら、価格を高く設定して、苦労した分の利益を取り戻そうとすることでしょう。
しかし、木村さんはそうしません。
価格をできる限り下げて、一般消費者の手に届くところを狙います。
無農薬で生産されたものと、そうでないものが、同じ値段になったら。
もちろん、皆、無農薬の方を買うでしょう。
そうやって、初めて無農薬の価値が多くの方に支持されるんだ、と言います。
観ている世界の広さ、視点の高さに、ただ驚くのでした。
木村さんの頑張りはもちろん、このように多くの気付きが得られました。
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■終わりに
今日も素晴らしい1日になりそうです。感謝!!
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