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下町ロケット

私には、かなり珍しく、フィクションです。中小企業診断士関連の方々が、口々に「良い!最高!」と言っていたので、試しに読んでみました。
下町ロケット/池井戸 潤
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内容は下町の中小製造業社長が自身の夢をかなえるべく、色んな課題に対応していく話なのですが、気になるポイントがいくつもありました。
・大企業の怠慢
ここまで典型的に怠慢な大企業が本当に居るのか?と疑いますが、多少脚色があれど、きっと居るのでしょうね。私自身、世の中的には大企業に部類される組織に所属していますので、怠慢にならないよう、ずっと気をつけてきたつもりです。自社のビジネスを支えてくれる重要なパートナーとして、敬意を持って接したいものです。
また、法律ギリギリで倫理を無視した大企業が出てきます。CSR全盛の世の中で、さすがにそれはないかなぁ~と思いつつ。思ったのは、こういう企業は、身体だけ大きくなって、社会性が身についていない子供などと同じなのでは?と。企業という社会に与える影響の大きい存在である以上、はやく精神面も成熟して、一人前としての行動が求められますね。
・社長と社員の溝
中小企業という人数的には小さな組織であっても、経営者と従業員の間には簡単に溝が出来るのだな、と感じさせる一面があります。これは組織の大小に関わらず、会社全員のベクトルを合わせるのは、重要な経営課題なのだと再認識しました。このとき、表面上のベクトルあわせに終始するのではなく、全員の「価値観」を合わせることが重要なのだと思います。
・価値観
上述の溝にも関連する話なのですが、「この会社は何のためにあるのか?」「存在価値は?」など会社に対して投げかけられる疑問、「何のために働くのか?」など経営者・従業員を含めた個人に対して投げかけられる疑問が随所にありました。この価値観ともいうべきものを大切にしないと、全ては砂上の楼閣とでも、机上の空論とも言うのでしょうか、そういう事態に陥ってしまうのだなぁ~と感じざるを得ませんでした。
他にもポイントはたくさんあったのですが、長くなりそうなので、この辺で止めておきます。。。
これらのような、経営者であれば誰もが気になるようなことが随所にちりばめられつつ、物語としても、もちろん楽しめます。私は夢中になり、ほぼ1日で読み通してしまいました。
普段、フィクションを全く読まない私が楽しめたフィクションということで、オススメです。

成長の谷間

ネタのお土産

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