結果レポート

【3Knot】暗闇で感じる人の温かさ

こんにちは。渋屋です。

 

昨日は3Knot CLUBの【大人の社会科見学】、『ダイアログ・イン・ザ・ダークに総勢8名で参加してきました。

参加頂いた皆様、ありがとうございました!

 

ダイアログ・イン・ザ・ダーク』は、暗闇のスペシャリストである視覚障害者に案内されて、徐々に目をならしながら、全く光のない世界に入って行くところから始まります。

 

今回のテーマは「東北の祭」。

暗闇を進んでいくと、草木の香りを感じます。

まだ慣れずに、足元を気にしながらノソノソと進んで行くと、突然、葉っぱが眼に入り、驚いてしまいました。

このときはまだ、眼を開けながら歩いていたのです。

 

徐々に暗闇に慣れつつ進んでいくものの、人の声、手の案内が無ければ、とても進むことが出来ません。

そして、自分がここにいることを主張しなければ、周りにも迷惑をかけてしまいます。

私が黙ったまましゃがんだりすれば、周りの人が私につまずいて、転んでしまうかもしれません。

 

全員がそのような環境に居るので、自然と助け合いの気持ちが芽生えてきます。

自分が何をしているのか、常に実況中継しながら、困ってそうな人に手を差し伸べていきます。

普段なら、気にも留めない段差をお互いに教え合ったりするのです。

 

暗闇という不安・不自由の中で最も助かったのが、人の温もりでした。

導いてくれる手と声を、ここまで安心に感じたことはありません。

これは、子供の頃、親と手をつなぐことと、同じような感覚だったのかもしれません。

普段は一人で判断して動けるとしても、視覚を奪われれば、あっという間に弱い自分が露になります。

しかし、この弱い自分こそが本当の自分なのだ、と素直に感じたのでした。

 

弱い自分を、人が助けてくれる。

その助けてくれる人を、自分が助けることもある。

これは、今では感じる機会が減ってしまった、人間社会の根本的なことなのかもしれません。

 

高度社会になり、個々人が強くなり、それに伴って周りへの配慮も少なくなってしまったのだろうな・・・

そんなことを、視覚を奪われながら感じたのでした。

 

暗闇から出た後に3Knot CLUBメンバーは場所を変えて懇親会へ。

 

IMG_1368

 

多くの個性溢れる参加者が集まり、少し遅い時間まで、楽しく会話が続いたのでした。

改めて、参加頂いた皆様、ありがとうございました!!

 

またこのようなイベントや、勉強会を企画しますので、奮ってご参加下さい!

 

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