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【アップグレード!!ネットワークエンジニア】
(毎週月曜日発行)2010.11.8 Vol.91
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◆本メールマガジンは、
ネットワーク技術を中心としたエンジニアを対象に
○技術スキルだけではなく、他にどんなスキルが必要なのか?
○技術スキルを、どう身につけていけば良いのか?
○各スキルを、どう使っていけば良いのか?
総合的なスキルアップの方向性を示すによって、
【『現場で活躍する』さらに上のステップ】
を目指して頂くために、
毎週月曜日に配信しています。
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◆INDEX◆
1.はじめに
2.建築配下の案件は大変
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◆はじめに◆
おはようございます。Ritz(リッツ)です。
先週末は大学サークルのOB会に参加してきました。
既に大学卒業から10年以上経過していますので、
現役の学生たちと、卒業して数年程度の若者の区別がつきません(汗)
こんなことを書くと、完全にオヤジですが、
やっぱり若さというのは、すごい武器・パワーでした。
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◆建築配下の案件は大変◆
●今回は、新ビルへの移転など、新たな建物における
LAN案件の大変さについて書きます。
既に出来上がっている建物にLAN構築をするのと、
これから建築する、あるいは現在建築中の建物とでは、
大変さが全く違います。
正確に言えば、建築会社の指示を受けなければならない状態なのか?
が一つのポイントになります。
通常、建物の建築中は、その建物は建築会社のモノです。
建物が立て終わってから、ユーザ(私たちがLANなどのネットワークを
構築するお客様)に、その建物が引き渡されます。
この引渡し前から、LAN構築を開始しないと、お客様が入居してきて、
ネットワークを使い始めるまでに間に合わないことがあります。
そのようなときには、建築会社のモノである建物において、
工事着手しなければならないので、建築会社のルールに
従わなくてはなりません。
●建築会社といっても、皆様も良くご存知の大手1社の場合があれば、
JV(Joint Venture)と呼ばれる、共同企業体の場合もあります。
大きな建物になると、資金面などで1社のリスクで建築開始するのは、
大手と言えども厳しいことがあります。
複数の企業が出資し合って、JV(共同企業体)を作ることにより、
資金面でのリスクを分散しているのです。
また建築会社には、色々と得意分野・不得意分野がありますので、
各分野に秀でた企業同士がJVを構築することもあります。
何も知らない状態で、いきなり会話の中で『JV』という言葉が
出てくると、全くついていけなくなりますので、
ネットワークエンジニアも、知っておくべき単語だと思います。
●さて、建築会社のルールに従うのは、かなり大変です。
少しだけ紹介しますと、
○毎朝、工事前の体操に参加
これが朝7時とか8時開始だったりします。
自分のLAN構築作業が10時からでも、あるいは午後からでも、
朝の体操に参加しなければなりません。
朝イチで現場に入っているのに、その後、数時間やることが無い、
という厳しさです。
無意味だと思うのですが、融通が利かないのです。
○入館・退館が厳しい
通常のビル以上に、入館の手間が掛かります。
事前に申請がされていないと、入れないことがあります。
私たちがLAN構築するお客様から申請をして頂く必要が
ありますので、数日前、遅くとも前々日には申請が必要なのですが、
作業者のメンバーが確定するのは前日だ、ということ、
良くありますよね?
急な入館者変更など、非常にバタバタすることになります。
また、毎回入館するときに、名簿に記入をするのですが、
多くの人が入館する時間帯は、非常に混雑し、
入館するのに30分待ちしたこともあります。
最近では、QRコードを使って、入館の手間を省いているところも
あるようですが、基本的に手間がかかることは同様です。
○突然電気が切れる日がある
建築工事中ですので、電気工事ももちろん行われています。
すると突然、『明日は5階の北側フロアの電源は入りません。』と
いう連絡が入ったりします。
電気が入らなければ、ネットワーク機器は起動出来ません。
仕方が無いので、そのフロアを除いて、別のフロアの作業を
行うのですが、それでも突然電気が切れたりします。
常に設定の保存をしておかないと、悲劇に遭います・・・
○空調が入らない
夏の暑い日でも、空調が入らないことが普通です。
過酷な暑さの中で、作業をしなければならないので、
体調管理が重要になってきます。
○荷物の搬入が大変
まず、駐車場の利用申請が必要になります。
それから、ネットワーク機器などの搬入にはエレベータが
必要になりますが、共益費と呼ばれる費用を徴収されることが
大半だと思います。私たちのお客様が支払うのか、
ベンダーである私たちが支払うのか、最初に決めておかないと
揉めることになります。
そして、搬入に伴い、壁面などの養生が求められます。
通常より、過剰に求められることがありますので、
こちらも要注意です。
その他、書ききれない程の大変さがあるのですが、
建築会社の配下に入るということは、本当に手間の掛かることなのです。
私の会社では、基本的に、建築会社の配下になったときには、
専門の連絡係を立てる程です。
(プロジェクトマネージャにそれを兼任させるか、
ラックやケーブルなどの工事担当者に、それを兼任させるかします。)
慣れている方が一人居るだけで、負担は随分減りますので、
出来る限り、経験者を巻き込んで、対応すべきだと思います。
●なお、建築会社に文句を言っているのではありません。
建築中の建物で作業をさせて頂くには、ルールに従って、
安全管理などを優先するのだ、ということを認識することが
大切です。
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<今号のポイント>
○建築会社の下で作業をするのは大変
○専属の担当をつけても良いくらい
○経験者からノウハウを得て、対応することがオススメ
今回(Vol.91)の内容はいかがだったでしょうか。
是非、こちらまでご意見をお願い致します。
http://form.mag2.com/thapitraph
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◆つぶやき
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ご購読、ありがとうございました。