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全員リーダー #217

こんにちは、duckです。

このところ夢中に読んでいる本があります。

成功者の告白 5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語/神田 昌典

世の中に多く見受けらえる、(自称)成功者の本とは異なり、成功していく過程で共通して発生する多くの問題を赤裸々に綴った本です。

私は今、起業しているわけでもなく、普通のサラリーマンですが、それでも参考になることが多く、物語風の本であるにも関わらず、アンダーラインを引きながら読んでしまいました。


今日はこの本で受けたパラダイムシフトを1つ。
リーダーシップと言うと、1人が周りを引っ張っていく姿をイメージしていました。しかし、この本では、社員1人1人がリーダーシップを発揮する姿を描きます。

詳細は本書に譲りますが、人には4つのタイプの役割があり、会社の成長フェーズ(導入期→成長期→成熟期…)によって、求められる各タイプのパワーバランスが変わってくるそうです。
分かり易いのは、導入期には起業家のアイデアが必要、ということでしょう。逆に会社が大きくなっていく段階ではマネジメントや管理などのシステム化が求められます。しかし、管理の力が強過ぎると「官僚制の逆機能」のような問題が発生してきます。

強調したいのは、リーダーシップは1人で発揮するものではない、ということです。その状況に応じて、リーダーシップを発揮すべき人が異なる、ということは、

全員がリーダーシップを発揮した方が良い

と言い換えることが出来ます。

自分の状況に置き換えてみれば、誰かがリーダーシップを発揮してくれるのを待つのではなく、今、自分が発揮できるリーダーシップは何か?を考えながら行動することが自分にとっても周囲にとっても良いということでしょう。

スポーツは分かり易い例ですね。
監督やキャプテンという立場上のリーダーは居るかもしれませんが、ゲームの状況に応じて、自らが判断し、周囲を動かし、チームの勝利に向けて貢献する姿は、全員リーダーになっている瞬間だと言えます。

さて、本書のエピローグでは、日本人1人1人がリーダーシップを発揮することで、現在の日本から数年以内に脱出出来る!とも書いています。
本書の発行から8年経った今でも、日本の状況は良くなるどころか、悪くなる一方です。

改めて、誰かが何かをしてくれるのを待つのではなく、全員でリーダーシップを発揮したいですね。

今日も素晴らしい1日になりそうです。感謝!!

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