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【アップグレード!!ネットワークエンジニア】
(毎週月曜日発行)2010.06.21 Vol.71
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◆本メールマガジンは、
ネットワーク技術を中心としたエンジニアを対象に
○技術スキルだけではなく、他にどんなスキルが必要なのか?
○技術スキルを、どう身につけていけば良いのか?
○各スキルを、どう使っていけば良いのか?
総合的なスキルアップの方向性を示すによって、
【『現場で活躍する』さらに上のステップ】
を目指して頂くために、
毎週月曜日に配信しています。
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◆INDEX◆
1.はじめに
2.お金の感覚をお客様に合わせる
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◆はじめに◆
おはようございます。Ritz(リッツ)です。
このところ、強い『危機感』に襲われています。
・もう良い年頃(オヤジ?)なのに、実力が追いつかない
・IT業界、ネットワーク業界はどうなっていくのか?
・日本国内しか見えないビジネスをやってて良いのか?
・もっと自分の専門性を深めないとダメじゃないか
・そもそも、どうなりたいのか?
等々
マクロなものから、個人的なものまで、挙げるとキリがありません。
危機感というか、焦りというか、、、
ただ、この文章を書きながら、ふと思いました。
挙げるとキリがないかもしれないけど、
とりあえず、『もうないだろう』と思えるまで、挙げてみよう。
そうしたら、『スッキリ』するかも知れない。
いわゆる、GTDですね。
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◆お金の感覚をお客様に合わせる◆
●皆さんは提案や設計をするとき、
金額面をどのように考えてますか?
随分前の話ですが、私が担当していたお客様は、
今考えると、かなり『おおらか』な考え方でした。
例えば、
・空きポートにも、SPFは前もって積んでおく
・光ケーブルは、足らなくなると面倒なので、3割は多めに買っておく
などです。
長い間、このお客様と付き合うことによって、
いつの間にか、私の金銭感覚も、同じようになっていったのでした。
しかし、その後、色々なお客様とお仕事をさせて頂くなかで、
『このままの金銭感覚ではダメだ』
と強く思うようになりました。
●先日、別のお客様から送られてきたメールには、
・いかにして、無駄な投資を避けるか
の視点満載のメールが送られてきました。
上述のお客様とは正に正反対。
・空きポート分のSFPなんて、絶対に買わない
・UTPで済むところには、光ケーブルなんて使わない
(それで運用上、UTPと光が混在したとしても)
・20ポートしか使わないなら、48ポートスイッチなんて買わない
(24ポートで十分)
と言うわけです。
●2つの極端な例を挙げてみたわけですが、
皆さんに知って頂きたいことは、
【 お客様毎に金銭感覚は異なる 】
と言うことです。
もう少し突っ込んで考えてみましょう。
前者のお客様にとっては、初期投資よりも、追加投資の方が
厳しいと考えられているようです。
一方、後者のお客様にとっては、運用上、後になって
追加投資が必要になったとしても、初期投資を抑える方が嬉しい。
通常、追加投資が必要になる際には、
担当のお客様は、上司に稟議書などを提出して、
承認してもらわなければなりません。
追加投資を強く嫌がるお客様は、
ひょっとすると、面倒くさがり屋なのか?
あるいは上司と仲が悪いのかもしれません。
企業文化として、年度の最初に立てた予算以上には、
1円も出ない、と言われた会社もありますから、
一概に担当者の性格の問題ではないでしょう。
●いずれにしても、これから付き合いが始まるお客様に対しては、
『どのような金銭感覚を持っているか?』
を探るようにしてみると良いと思います。
この金銭感覚がお客様と合うようになってくると、
『予備のスイッチを全数の5%、追加しておきました。』
というような気配りが出来るようになります。
この例を全てのお客様に実施してしまうと、
逆に『余計なことするな!』と思う方もいらっしゃるでしょう。
金銭感覚がお客様と合ってきて、気配りが出来るように
なってくると、そのお客様は、あなたと付き合うのが、
心地良くなってくるハズです。
エンジニアであっても、このような感覚を持つことは
結構大事だと思っています。
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<今号のポイント>
○お客様ごとに、金銭感覚は異なる
○その背景はお客様の個性だったり、企業文化だったり
○お客様の感覚に合わせた話が出来るようになると、
お客様のハートを掴むことが出来ます
今回(Vol.71)の内容はいかがだったでしょうか。
是非、こちらまでご意見をお願い致します。
http://form.mag2.com/thapitraph
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◆つぶやき
個々人の実力向上なしに、
組織の向上は有り得ない。
ご購読、ありがとうございました。