━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【アップグレード!!ネットワークエンジニア】
(毎週月曜日発行)2009.12.14 Vol.43
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆本メールマガジンは、
ネットワーク技術を中心としたエンジニアを対象に
○技術スキルだけではなく、他にどんなスキルが必要なのか?
○技術スキルを、どう身につけていけば良いのか?
○各スキルを、どう使っていけば良いのか?
総合的なスキルアップの方向性を示すによって、
【『現場で活躍する』さらに上のステップ】
を目指して頂くために、
毎週月曜日に配信しています。
----------------------------------------------------------------------
◆INDEX◆
1.はじめに
2.お客様に提案したいネットワーク
----------------------------------------------------------------------
◆はじめに◆
おはようございます。Ritz(リッツ)です。
Googleが日本語入力ソフトを公開しましたね。
(現在はベータ版です)
http://www.google.com/intl/ja/ime/
Googleらしい、開発のされ方です。
Webで利用されている膨大なデータを利用。
大規模分散処理システム「MapReduce」にて、辞書を作成しています。
ケータイで利用されているような、予測変換機能を備えていました。
Googleのソフト開発スピードは凄まじいですね(驚)
残念ながら、知り合いはいませんが、
優秀な方が集まっていると感じてしまいます。
----------------------------------------------------------------------
◆お客様に提案したいネットワーク
一般企業は、来年度の予算を検討するシーズンです。
あなたは、ご自身が担当するお客様に
『提案したいネットワーク』
のイメージを持っていますでしょうか?
持っていない場合、以下のような回答が返ってきそうです。
○普段から、概要設計まではお客様で行っており、
自分の会社はそれを受けて、設計・構築・保守を行うだけなので
○自分は、会社の中で、提案する立場に無い
○お客様のネットワーク構成を分かる立場に無い
○お客様のネットワーク構成を知っているが、
特に問題は無いから、このままで良い
最初に申し上げますが、ご自身が少しでも関係するお客様に対し、
提案したいモノが無い場合、それは大きな問題と言えます。
何故でしょうか?
それぞれにコメントをしていきます。
○普段から、概要設計まではお客様で行っており、
自分の会社はそれを受けて、設計・構築・保守を行うだけなので
現在のあなたの会社が、そういうビジネスをしているとしても、
提案をしてはいけないことはありません。
むしろ、お客様は提案を待ち望んでいることが多いです。
このようなパターンが多いのは、大企業の子会社として
情報システム会社が存在する場合です。
親会社のIT戦略を担う部門が、概要設計(方針)を決めてしまう。
したがって、子会社はそれを受けて、設計・構築・保守を
行うことで、ビジネスが成り立っている場合です。
しかし、このような場合でも、親会社の方に会うと、
『○○(子会社の名前)は、ちっとも提案してこない』
と良く言われます。
【保守を行い、日常的にシステムを運用しているからこそ、
気付く改善案があるはず】
という、現実に気付かないのです。
○自分は、会社の中で提案する立場に無い
一般的に、提案を行うのは、経験を積んだエンジニアが多いです。
そのため、入社間もない若手エンジニアは、
提案をする機会を与えられないことが多いと思います。
しかし、だからと言って、何も考えないで居れば、
いつまで経っても、お客様に提案することは出来ません。
お客様から信頼を得る一つの方法は、提案をすることです。
『このシステムは、こういう風に変えたほうが良いと思います』
と言うことで、お客様は
『我が社のシステムのことを考えてくれている』
と好意的にとらえてくれるからです。
そうなれば、あなたとお客様の間に信頼関係が生まれます。
すると、例えば予算が無い等で、今回の提案が却下されたとしても、
次の機会が来たときに、より提案しやすい関係になるのです。
残り2つについては、次回に続きます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<今号のポイント>
○お客様に提案したいネットワークを常に考える
○設計・構築・運用/保守をしているからこそ、
見えるシステム上の改善案がある
○提案を行うことは、お客様との信頼関係を築くこと
今回(Vol.43)の内容はいかがだったでしょうか。
是非、こちらまでご意見をお願い致します。
http://form.mag2.com/thapitraph
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
[PR]
『クラウド』もはや、知らない人はいないと思いますが・・・
普通の新聞にも出てくるキーワードとなった『クラウド』。
もちろん、IT関連雑誌や、Webなどでは、日々見かける言葉です。
では、クラウドとは何でしょうか?
今日、お客様から聞かれたら、あなたは何と答えますか?
●クラウドの衝撃――IT史上最大の創造的破壊が始まった
http://www.amazon.co.jp/dp/4492580824/ref=nosim/?tag=ritz0c-22
[PR]
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆編集後記
はじめにで書いた、Googleについて。
こういうニュースを見るたびに、開発が出来る人を
羨ましく思います。
自分の作りたいものを、作ることが出来るからです。
日々の業務においても、スクリプト言語くらい書けると、
効率化出来ることが多いのに・・・と思います。
隙を見て、いつか勉強しようと思っているのですが、
なかなか『いつか』がやってくる気配がありません。。
ご購読、ありがとうございました。