IT・システム関連

中小企業は、どのくらいシステム投資(IT投資)が必要なのか?

どんどんビジネスのデジタル化(IT化)が進む現代において、
中小企業はどのくらいシステム投資(IT投資)を行えば良いのでしょうか?
各企業の戦略によって変わるのは当然ですが、1つの目安を示したいと思います。

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中小企業は、どのくらいシステム投資(IT投資)が必要なのか?

結論から書きますと、私は「売上の1%」をシステム投資・IT投資として予算化しておくことをお勧めしています。
日本情報システムユーザー協会が毎年行っている「企業IT動向調査」の報告書に、
以前は売上高に占めるIT投資額が書いてありました。
(ここ数年の報告書には、無いようです)

少し古いですが2011年のデータによると、業界全体としての売上に占めるIT投資額は 1.04%。
ただ、2000年の同データは 2.66%でした。
その後の景気低迷で、ITがコストとみなされ、削減され続けたのです。

さらに業界ごとにシステム投資・IT投資の割合は大きく変わります。
システム依存度が高い金融業界は3%を超えますし、IT化が遅れている土木・建築では0.5%を下回っています。

もう1点、このデータの注意点は、アンケート回答企業が、ほとんど大企業ばかりということです。
大企業はIT投資をするにしても、規模が大きい分、コスト削減効果が効きます。
要は「大量に買うから値切ってね」ということです。

中小企業の場合は、そういうコスト削減効果がありませんので、
とりあえず「売上の1%」を使うつもりで予算化しておく。
年間の売上高が1億円の企業であれば、システム投資・IT投資額を年間100万円、まずは確保しておきましょう。

もちろん、必要がなければ、そのまま利益として確保すれば結構ですし、
逆に大きめな投資が必要になったときは、追加で予算化が必要になります。

 

IT投資を行う前に知っておきたいトレンド

次に知っておきたいのが、現在のITトレンドです。

起業間もなかったり、規模がまだ大きくない場合、システム開発を伴ないような投資は、ほとんど不要です。
理由はこちらの記事をご覧ください。

なぜ、ほとんどの中小企業にシステム開発は不要なのか?

自社で必要なのは、パソコン・スマートフォンや、ネット環境。
基本はこれだけです。
極論言えば、プリンターすら不要、というのが私の主張です。

あとは必要な機能を、必要な分だけ契約すれば良いのです。
小売店だったらタブレットで使えるスマートPOSが必要になるかもしれません。
商品・顧客・売上・在庫などの管理を、スマートPOSで行えます。

多くのBtoBビジネスでは、顧客管理が重要です。
私はCRM(顧客関係管理)の導入をお勧めしています。

今は、様々なビジネス機能(ソフトウェア)がクラウドという形で提供されるようになりました。
月額課金は掛かりますが、大きな初期投資は不要になったのです。
その基本として、年間売上の1%を確保しておきましょう、という提案です。

もしシステム開発が必要になったときは、まず100万円をスタート地点にしてみましょう。
もちろん開発したい内容によって金額は大きく変わります。
ただ、必要なものを最初からつくると、無駄ばかり発生してしまいます。

ですから、本当に必要なものを最小限でつくります。
そのときの最小単位・スタート地点として、まずは100万円を意識してみると良いのではないでしょうか。
最近、あちこちで見かける「IT導入補助金」は補助率が1/2で、上限50万円です。
つまり100万円投資すると、上限の50万円が補助されます。

技術が進み、大きな投資は不要になりました。
ただビジネスを攻めるときにはシステム投資・IT投資が必要になることも確かです。
毎年、1%を予算として組み込みつつ、攻めたいときに攻められるようにしておきましょう。

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