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偏差値教育の弊害と、これからの仕事に求められること

偏差値教育の弊害が叫ばれるようになってから、ずいぶんと時間が経ちました。
が、現実問題として、教育の中身はあまり変わっていないように感じます。

ここでは、仕事で成果を上げ、自分で満足できる人生を行きられるようになることを目的として、
偏差値教育の弊害について、改めて考えてみます。

 

1次元でしか、物事を捉えられない価値観

私は別に偏差値そのものが悪いとは考えていません。
「得点」とか「偏差値」という1つの数字で表されるものだけで、成績を判断してしまうことを問題だと考えています。

これを仕事や経営に置き換えてみると、「売上」や「利益」という数字だけで営業成績を判断するのと同じことです。
しかし、売上も利益も、あくまでも一定期間で区切った数字の1つに過ぎません。
にも関わらず、その数字だけに振り回されている組織のいかに多いことか。

たった1つの数字、つまり1次元でしか物事を捉えられないのは、由々しき問題です。
実際、世の中はそんなに単純ではないからです。
にも関わらず、1つの数字以外の大切な要素を切り落として判断してしまうのです。

学校に、偏差値は高いものの、誰一人友達ができない子どもと、
偏差値は低いものの、いつも周りの子と楽しく遊んでいる子どもが居たら?

どちらが優れている・劣っているではなく、どちらの子どもにも、何らかのフォローが必要だと思います。
むしろ、フォローが大変なのは前者なのでは?と。
学校の勉強というアプリケーション領域ではなく、価値観や思考というOS領域に問題を抱えていると推測されるからです。

 

コンテキストが重要

良い企業は、売上や利益だけに振り回されたりしません。
これらが重要な指標であることは認識しつつも、他にも重要なことがあると分かっているからです。

例えば、従業員の士気・スキル、顧客との関係性や、ブランドの強さなどが、
結果としての売上や利益を生み出すということを、ちゃんと認識しています。
ですから、結果としての売上・利益ではなく、それを生み出す源泉を育てていくという意識が働きます。

売上・利益に振り回されている組織は、「何でもいいから数字を上げてこい」という指示になります。
そこには理念もミッションもなければ、倫理観すらありません。
実際、事業の本文からは大きく外れた物を、無理やり売っているケースを見たことがあります。

一方、従業員の士気が大事だと認識している組織は、その組織らしい文化を醸造しようと試みます。
スキル、例えば技術力が利益の源泉だと思っていれば、従業員教育に時間とお金を投資します。

たった1つの数字(1次元)ではなく、幾重にも絡まった複雑系として世界を捉えているのです。

 

新しい仕事・職種をつくる

話が少し変わりますが、仕事・職種についても同じことが言えます。

私は自分の仕事を1次元的な表現にはしたくない、と思います。
例えば、「私(渋屋)は中小企業診断士です。」と名乗った途端、他の診断士と比較されてしまいます。
「私(渋屋)はITコンサルタントです。」と名乗ったときも同様です。
私は、こんな狭い世界、1次元的な世界で、競争して上を目指そうとは思っていません。

私は診断士であり、経営コンサルタントであり、IT・マーケティングのコンサルタントでもあります。
また、研修講師でもあり、セミナー主催者でもあります。
さらには、マラソンランナーであり、トライアスリートであり、一児の父親でもあります。
現実世界と同様に、私(渋屋)も複雑系なのです。

ですから私は自分に分かりやすいUSP・キャッチコピーのようなものを設けていません。
パッと見て理解されることは少ないですが、仕方ないと考えています。
極論言えば、分かる人に分かってもらえれば、それで良いのです。

少し前に今後10年で生まれる仕事という記事を見かけたことがあります。
そこには、「人工知能(AI)事業開発責任者」とか「エッジコンピューティング専門家」などが乗っていました。
何年か前には「これからはデータサイエンティスト」という風潮もありましたね。

ただ、私はこういう風潮には乗りません。
ここまで述べてきた通り、たった1つの職種、それも他人によってつくられた職種に収まるつもりがないからです。
私(渋屋)は、渋屋という仕事をしている。
そういうつもりで、私だけの職種をつくり上げていきたいと思っています。

スモールビジネスや個人事業を行う人には、このような感覚が必要なのでは?と最近、考えています。
士業などの有資格者ほど、資格の枠に収まっているので、要注意です。

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【編集後記】
昨日、病院でレントゲンを撮ってもらったら、やはり捻挫していました。
骨の表面が剥離しかかっていますよ・・と。
まぁ、見た目にも腫れていますし。
年末年始、ガッツリとトレーニングするつもりでしたが、
2週間は安静に・・と言われてしまいました。。

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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