メルマガ:非常識なコンサルタント

成果は誰のものか?

顧客の成果を我が物顔で自慢されると、
同じコンサルタントとしては、引いてしまいます。


顧客が成果を上げたのは、他でもない顧客自身の取り組みの結果です。

私はハンズオン支援という形で、
事業のメンバーとして入り込むこともしますが、

その形での支援だったとしても、
成果はやっぱり顧客が上げたもの、と心底思います。


ほんの一時期アドバイスをしたからとか、
プロジェクトに入っていたからとか、

自分の関与する形は色々とあると思いますが、
たった一人が事業に関与できる範囲には、
自ずと限界があります。

だからこそ、私たちコンサルタントは、
自分の時間を顧客に与えるのではなく、

考え方やあり方といった、顧客にとって波及効果の大きいところで
インパクトを残そうとするのでしょう。


さはさりながら、それでもやっぱり成果は顧客が上げたもの。
少なくともコンサルタントが自慢するものではありません。

確かに「渋屋さんが居てくれたから」というような言葉をもらうと、
涙が出るほど嬉しいものです。

それを顧客の事例紹介という形で、
(もちろん顧客に了承をいただいた上で)お話しすることはありますが、

基本的にコンサルタントというのは、
どこまでも黒子であるもの、と考えています。

黒子の面と、世の中に影響力を発揮したいという面と、
事業を営んでいると、双方の間に葛藤が生まれるのですが。

理想は、自分で頑張ってアピールしなくても、
顧客が勝手に、そのコンサルタントの良さを口コミして
くれることなのでしょう。

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