IT・システム関連

マイナンバーで新たに事務処理が生まれるツラさ・・

「マイナンバーって、余計に事務処理が重くなっただけなんじゃないの?」

経営者やフリーランスは思っているはずです。
少なくとも私は強烈に感じています。

 

なぜ個人番号カードを郵送しなければならないのか?

マイナンバー法の関係で、事業者は支払先の本人確認が義務づけられています。
その関係で、年末に向かって次々と事務処理が増えていきます。

最近、取引のある相手企業・団体から、次々と封書が送られてきています。
どれもこれも、「個人番号カードか、それに代替する資料のコピーをよこせ(郵送しろ)」と。
先日、4つほどの取引先に郵送したのですが、今日ポストを開けるとまた・・

まだマイナンバーを教えていない取引先がいくつも残っているので、それを思うと気が重くなります。

  • マイナンバーカードをコピー
  • 封筒に入れる&宛名書き
    (宛名が書いてある封筒を送ってくる先もあれば、自分で書かねばならないことも)
  • 郵便局で簡易書留などで送付
    (簡易書留・レターパックライトなどの指定もあれば、何の指定もないところも。。)

楽しくない&儲からない作業に、1件送るのに数10分は取られてしまうのです。

別に「郵送」が義務づけられているわけではありません。
しかし、多くの企業・団体は、実質的に郵送でのやりとりしか選べておらず、事務処理が明らかに増えているのです。

 

郵送ではなく、システムを使って欲しい

既にマイナンバーをお伝えした取引先のうち、1つだけがシステムでのやりとりで済みました。
取引先が、「PCAマイナンバー収集サービス」を使っていたからです。

取引先から送られてきたアカウント(ID)情報でログインして、
スマホで撮影した自分のマイナンバーカードを登録するだけ。
サクッと終わりました。
(それだけに、郵送の手続きが重く感じるのでした。。)

ただ、このようなサービスを積極的に使えるのは、中小企業においては、まだまだ一部です。
「サービスを知らない」という企業が多いのではないでしょうか?

上記のサービスも50名から価格設定されています。
従業員と取引先を合わせて、そのくらいの数がなければ、サービス対象になりにくいのでしょう。

ちなみにこのサービスは50名で年間2万円。
1名当たり400円です。
郵送する封筒・切手・簡易書留、さらに人件費を考えれば、サービスを利用した方が、安いでしょう。

「事務担当者が頑張ればいい」というのは、生産性を下げる発想です。
多くの中小企業・団体が、このようなシステムをもっと積極的に活用して、無駄を減らして欲しいです。

国には、マイナンバーの活用・普及を目指すのであれば、
下らない事務作業が生まれる現状を強く認識し、改善する施策を打って欲しいものです。
マイナンバーに限った話ではなく、「先につくって、後から運用を考える」のではなく、
「運用を踏まえた上で、つくって」欲しいです。

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【編集後記】
今日は新規案件のミーティング2件。
明日の午後も新規案件ミーティングです。
私の意思に関係なく、IT関係の仕事が自然と増えていきます。

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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