メルマガ:非常識なコンサルタント

顧客からの評価を決める「期待値コントロール」してますか?「やらないこと」を伝える

先週まで、顧客の期待値を超えているか?
を書きました。


顧客との関係を継続するために必要なのが
期待値を超えることなのですが、

そのために必要なことが期待値コントロールです。

言葉で言うのは簡単ですが、
実際に行なうのは大変です。

つい先日、私も失敗してしまいました。
おそらく私が気づかぬうちに、
顧客の期待値が勝手に高まっていたのです。

その社長は、
「渋屋はここまでやってくれるだろう」
と思い込んでいた様子。

しかし、私は契約もないのに
(正確には規定回数のコンサルティングを
終えた後だったので)
そこまで突っ込んでやるつもりはありません。

「えっ!やってくれないの」

的な反応があったときに、
期待値コントロールを失敗したことに気づいたのです。


コンサルティング前に、
資料を使って十分に説明したつもりだったのですが、
「つもり」だったということです。

仕事を取る前は、ついつい「やること」を中心に
説明してしまいますが、

余計に期待値を上げないためには、
「やらないこと」を明確に伝えることも重要です。

例えば、私はよほどの緊急時以外、
アポイントのない電話は取りませんし、かけません。
顧客にもそのように伝えています。

それで「じゃあいいや」という人は、
私にとっても、それで離れてくれて良いのです。

突然時間を奪われる嫌いな電話を受けたり、
「電話に出なかった」とクレームを言われたり。
そんな思いをするくらいなら、その仕事は要りません。


期待値を無用に上げ過ぎると、
その期待値を超えることができなくなってしまいます。

期待値を下げ過ぎると、
そもそも買ってもらえなくなります。

買ってもらいつつ、期待値をしっかり下げる。
その上で、キッチリ期待値を超える。

理想のビジネスとは、
そういう芸術のような業だと感じています。

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