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紙の本と電子書籍はどちらが良いのか?

実に良く聴く議論の1つ。
「紙の書籍と電子書籍(Kindleなど)とどちらが良いか?」
私は、この議論には意味がないと思っています。

 

「置き換える」発想には限界がある

意味がないと思う理由は、
「どちらかを一方を選ぶ」という発想になっており、
言葉を変えれば、「どちらかは使わない」だからです。

同じような議論は本に限ったことではありません。

紙のメモとEvernoteなどのデジタルメモはどちらが良いか?も良く聴きます。
教育現場では、しきりに黒板と電子黒板を比較しています。
(予算を確保するために、血みどろ?の戦いが繰り広げられているとも・・)
買い物をネットでするのか、実店舗でするのかも同様です。

いつも不思議に思うのは、
「どちらかを選ぶ」つまり「一方を捨てる」発想になっていることです。
なぜ一方に限定しなければならないのでしょうか?

 

双方の良いところを活かす発想にシフトする

私は発想を変えて、双方の良いところを活かして、どちらも使えば良い、と思っています。

例えば、ビジネスの現場において、
葉書や封書を送る機会は随分と減りました。

素早く(ほぼリアルタイムで)、手軽に低コストで送ること、
あるいは同時に数多くの人に送ることに関しては、
電子メールに敵わないからです。

しかし、葉書や封書の出番はゼロになっていません。

以前、ある方にお会いした後、
手書きの丁寧な葉書をもらったとき、その心遣いに心温まりました。
これは電子メールでは真似できないことでしょう。

このように良いところを活かして、
目的に応じて使い分ければ良いのです。

 

使ってみて、良し悪しを体験して、使い分ける

良いところを活かすためには、
まずは新しいモノ(電子・デジタル)を使ってみなければなりません。

これまで紙の書籍しか読んだことのない人が、
どれだけ電子書籍のメリットを謳われたところで、実感できないでしょう。
人間は変化を嫌うものですから、結果的に「紙で良い」の一点張りになってしまうのです。

ペーパーレス化を嫌がる人も、そもそもペーパーレス環境で働いたことがなかったりします。
無駄な書類をなくす意識がないのです。

ちなみに私は最近、電子書籍よりも紙の書籍を優先する方針に変わってきました。

  • 読みたいときに買ってすぐに読める
  • 場所を取らない・重くない

というメリットは非常に大きなものだったのですが、
読書の目的である「新しい知識・知見の収集」に関しては、
(あくまでも)私の場合は、紙の書籍に軍配が上がったからです。

今は、以下のように使い分けています。

  • サラッと読みたい情報(雑誌・マンガ・ビジネス書のマンガ版など)は電子書籍
  • ちゃんと何かを学びたいものは紙の書籍

少し迷うのは、情報の陳腐化が早いIT系の書籍です。
読み返す頃には、紙の書籍は情報が古くなってしまうからです。
ただ、ちゃんと学びたいので紙で読む割合が増えています。

当然の結論と言えばそれまでなのですが、
まずデジタル・電子を体験してみて、自分なりのカスタマイズをして、全体最適を図っていく。

書籍に限らず、メモでも黒板でも、あるいは最近出ていた(仮想)通貨など何でも、
このようなアプローチが求められていると感じています。

システム屋さんの視点から見れば、デジタルや電子の良さを押し付けるのではなく、
従来からあるものとの相乗効果を発揮できるような使い方を提案していきたいものです。
そうすれば、単に紙を置き換えたツールを作るのではなく、
デジタルならではの付加価値をつけられるようになるでしょう。

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【編集後記】
今週末の福岡トライアスロンに向けてトレーニングをしたいのですが、
未だに膝が治りません。。(正確には、土曜日に再発させてしまった・・)

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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