経営・セルフマネジメント

従業員と上手くコミュニケーションが取れないときは・・

コミュニケーションって本当に難しいですよね。
アドラーは「全ての悩みは人間関係だ」くらいのことを言ったようですが、
人間関係が表面的に現れるのがコミュニケーションです。

 

社長と従業員のコミュニケーションが上手くいかない理由

そんなコミュニケーションの中でも、私が良く目にするのは、社長と従業員のコミュニケーションです。
上手く従業員のやる気を伸ばして行動を促すことのできる社長は少なく、
多くの社長が苦労しているように感じます。

大企業の場合ですと、そもそも社長と会話したことがない。会話したとしても年に数回。
しかも現場と経営層の仕事内容に乖離がありすぎるので、会話が成り立たない。
そういうケースが多いようです。
コミュニケーションが上手くいかないのは、ある意味で当然です。

ただ、ベンチャー、スモールビジネスの場合はそうではありません。
社長と従業員が同じオフィスで顔を合わせて働いています。
にも関わらず、やはりコミュニケーションでの苦労は耐えないのです。

その理由は、一言で言えば「見ている世界が違う」からです。
給料を与える側の社長から見れば、支払った以上の働きをしてもらいたいのです。
面白い仕事も、雑用と思われるような仕事も、支払っているのだから黙ってやってくれ、と。
そういう期待値を前提として持っています。

一方、従業員は普通の会社員です。
自分に対して給料以外に掛かっている保険やオフィスの賃料など、気にしていないでしょう。
目の前の仕事をこなすことだけで精一杯。

社長が資金繰りや、新規顧客開拓、採用などに奔走していることなど、知る由もありません。
下手すると、「また外に遊びに行っている」くらいに思われているかもしれません。

 

事実を先、意見を後に述べればコミュニケーションは改善する

コミュニケーションが上手くいっていない組織を見たとき、私が毎回、最初に提案することは1つです。

「事実と意見を分けて伝えましょう」

これだけです。
多くのやりとりを見ていると、事実と意見が混在して会話されているのです。

「え〜、今月も達成率80%かぁ〜、オマエ、そろそろやる気出せよ!」
「前に頼んどいたアレ、まだ終わってないの?」

という感じに。。
褒められるケースならいざ知らず、怒られるときに最初から感情混じりで伝えられたら、従業員が萎えるのは当然です。

逆に従業員から社長へ何かを伝えるときも、事実と意見が混ざって、社長がイラつくケースを良く見ます。
事実と従業員の意見が混在するから、何が正しい情報なのか分からなくなり、余計に苛々するのです。

「オマエが言っていることは良く分からん」
「オマエの意見は聴いてないから、情報を書き出して」

社長自身が無駄に苛々するケースを減らすためにも、
先に事実、後に意見を伝えるように教育すると良いでしょう。

まずは事実だけを整理します。そこに意見や感情は不要です。

今起きていること。
技術面やスケジュール、コスト面での制約条件。
顧客や協力会社が言っていること。
価格や契約などの条件。

これら事実だけを整理した上で、社長ないしは従業員は「自分はこうしたい・こう思う」という意見を伝えるのです。
先に事実を共有することで、社長が見ている世界と従業員が見ている世界(情報量)の差が明確になる効果もあります。

事実は変えることができません。意見や感情は変えることができます。
これらをごちゃ混ぜにして伝えるから、何だか分からなくなり、お互いに苛々するのです。
ですから事実と意見・感情を切り離して伝えるだけで、負の感情連鎖は避けることができます。

余談ですが、これはあくまでもオフィスにおけるコミュニケーションの提案です。
オフィス以外のところで、特に女性の「聴いてよ〜」的な話のとき、
事実と意見を切り分けようとすると火を見ます(笑)

感情と事実が入り乱れていようと、その結果、何を言っているのか良く分からなくても、ただただ受け止めましょう(汗)
相手も受け止めて共感することだけ期待しているのですから。

 

社長はもっと夢を語って良い

長期的にコミュニケーションを改善するには、社長はもっと夢を語って良いのでは、と思います。
その会社が社長のどんな想いによって生まれたのか。
何を大切にして、世の中にどんな貢献をしていきたいのか。
この会社をどんな風に育てていきたいのか。

ベンチャー、スモールビジネスにおける従業員は、私の見る限り大きく2つのタイプに分かれます。
1つは大企業の一部門で働くことに限界を感じて、幅広く何でも身につけようとする視野が広いタイプ。
滅多にお会いすることはありませんが、たまに出会います。
(勢いのあるスタートアップ系にいます)

もう1つは大企業には就職できなかったから中小企業に就職した、という非常に多く見るケース。
そういう方と時間をかけてじっくり会話すると、
「大企業には入れなかった自分」という劣等感が根付いていることが多いのです。
このような方々に必要なのは、自分は良い会社に入って、良い仕事をさせてもらっているという感覚なのではないか、と思います。

そう思い込むためには、社長がちゃんと夢を従業員と共有することが一番良いと思うのです。
自分の仕事に意義を感じ、感謝が生まれ、自信につながっていく。
そんな場を提供できれば、社長と従業員の信頼関係も自然と良くなっていくでしょう。

夢を語るためには、社長自身が夢について真剣に考え、皆に分かるように言語化する必要があります。
非常に大変な試みですが、会社のためにも、従業員のためにも、そして社長自身のためにも、やる価値のあることです。
従業員とのコミュニケーション以外にも、その効果は発揮されていくでしょう。

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【編集後記】
週末はほぼ運動ゼロ(バイク屋さんまで往復しただけ)なのに、身体が全く回復しません。
まるでレース直後のように、まだ重だるくて、全く運動したくない状態です。
2週間後のレースまでに上手く調整してピークを持っていけると良いのですが。。

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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