経営・セルフマネジメント

「賢くなければならない」「優秀でありたい」というマインドブロック

かつて私は、優秀な方、成果を上げている方、とてつもなく頑張ったり挑戦している方を見ると、引け目を感じてしまいました。
自分はそこまで優秀じゃないし、そんなに頑張れないし。
だからスゴイ人を見ると、一歩下がりたくなってしまう。

今もそういう要素がゼロではないのですが、だいぶ少なくなりました。
スゴイ人を前にすると、単純にスゴイと思えるし、挑戦している人を見ると応援できるようになりました。

 

自分にとっての居心地の良い世界がある

おそらく、人それぞれ、適した世界があるのだと思います。

自分は世界を変える人間だ!と思っている人。
会社の中で偉くなりたい!と思っている人。
できるだけ皆と同じが良い。出る杭になりたくない、と考える人。
毎日楽しければそれが良い、と考える人。

これらは良い・悪いではなく、その人の価値観であり、アイデンティティでもあるでしょう。

以前の私の中には、無意識ながら、できる限り広い世界で成果を上げる人を「上」に見てしまう傾向がありました。
成果が私の価値観・指標だったのだと思います。
だから引け目を感じてしまったのでしょう。

「もっと上に行きたい」
「もっとチャレンジする」
エモーショナルカラーで言うと、赤の感情です。

結果に対するこだわりが強い赤の人を目の前にすると、尻込みしてしまう。
私だけでなく、実はこういう人が、結構世の中にはいるようです。
(私の周囲だけでも、そのように言われる方が一定数います)

赤をバリバリと発揮したい人。
緑のように、落ち着いた心の静けさを味わいたい人。

色んな人がいます。
人生の尺度は、結果や成果だけではない。
そう思えるようになったから、赤の人を見ても、自分と比較したりせず、そのまま受け入れられるようになったのでしょう。

 

力を抜けなくなる

「生まれながらにして真っ赤」という人は、放っておいても頑張るので良いのですが(笑)

問題は周囲の環境に飲まれている人です。
「優秀でなければならない」、「優秀でなければ自分ではない」
「成果を上げなければならない」、「成果を上げられない自分など受け入れられない」

そのように力が入りすぎていると、力を抜くことができなくなってしまいます。

筋肉が最も力を発揮するのは、柔軟性があるときです。
しっかり伸びるからこそ、収縮するときに力を発揮します。
知的労働にも身体と同じような一面があります。
常に緊張していたら、力を発揮できません。

いつも緊張しっぱなしの人生というのは、何だか疲れてしまいそうです。
日頃はもっと力を抜いておいて良いのでは、と感じています。

 

他者との比較ではなく、自分らしい挑戦を

そうは言っても競争社会です。
気づけば周囲の環境に飲まれて頑張らされてしまうこともあるでしょう。

ただ私は、他者との競争ではなく、できる限り「自分のありたい姿」にたどり着くための挑戦をしたいと思っています。
それが結果として他者との競争にも勝つことになるのですが。

「周りに勝つことが俺の存在意義であり、アイデンティティだ!」
という変態でない限り、無理に競争する必要はありません。

私自身、色んな方々とお会いして、私より優秀な方はたくさんいらっしゃいます。
と言うより、私より優秀な方ばかりです。
以前の私だったら、臆して何もできなかったかもしれませんが、今はあまり気にしていません。

私が逆立ちしても、その人にはなれませんし、なる必要もないからです。
もちろん参考になる部分は真似させてもらったり、刺激をもらったりしています。

ただ、あくまでも軸を自分。
人との競争に勝つためではなく、過去の自分に勝てるようになりたいものです。
以前の自分を含めて「優秀でなければならない症候群」に罹患している人が多いな・・と感じたので、書いてみました。

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【編集後記】
昨日10日ぶりに4kmだけ走りました。
身体が重くて、普通に走っているのにキロ7分弱という・・

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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