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商売に必要な要素がギュッと詰まった1冊

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商売で成功するために必要なことは何でしょうか?
その質問に答えてくれるのが、今回ご紹介する本です。

タイトルからは想像できないビジネスの本質を突く本

ブックライターの上阪さんが書かれた本でしたので、発売当初から気になっていた本でした。
(上阪さんの本は、本当に良い本が多くて、ついつい読んでしまいます)
ただ、タイトルだけの印象から「(内容が)軽い本かもしれない」と勝手に考えて、後回しになっていたのでした。

読み終えた今、「もったいないことをした」と感じています。
この本を早く読まなかったことによる機会損失が・・
そんな気持ちにさせてくれる、商売の本質を突く本でした。

この本で紹介されている企業「ボルテージ」は若い女性向けの恋愛ゲームを提供している会社。
創業15年で、年商100億円企業に駆け上がりました。
一般にゲームやIT業界は浮き沈みが激しいのですが、この会社は毎年30%成長を安定して続けている珍しい企業です。

その「ボルテージ」のコンテンツ作り・組織作りに対する裏側を見せてくれる本です。

 

企業に足らないことは「型」を作り、浸透させること

その本質が「型」を作り、それを組織に徹底させることです。

「型はスタイルやフォーマット、といってもいいかもしれない。クリエイティブの世界では、実は型を作ることこそ、重要なんです。

「クリエイティブの世界では」と書かれていますが、クリエイティブの世界に限りません。
何事も「守破離」と言われます。

まずは「守ること」。
それまでに培われてきた経験などの暗黙知を徹底的に「型」に落とし込むことが必要になります。
そして、後から組織に入ってきた人は、まずはこの型を徹底的に守るのです。

本書によると、新人ほど自分のアイデアでコンテンツを作ろうとするそうです。
しかし、それではヒットするコンテンツを安定して作り出すことはできません。
例えば構成ひとつとっても、

「ハリウッド映画は、多くがこの構造で作られています。第一幕で状況設定をし、第二幕で対立や葛藤、ピンチを巻き起こし、第三幕で覚悟、解決、結末に流れていくんです」

という認識があるから、まずはコンテンツの状況設定に徹底的にこだわるそうです。
そしてそれを「型」として新人からしっかり守ってもらう。

他にも様々な「型」が示されていますが、「ここまでマニュアル化するのか!」と驚きを隠せませんでした。
女性の恋愛パターンとか、恋が始まってから終わり、次の恋に進むまでのステップとか、方程式が凄まじいのです。
「普通の若い女性の恋愛ゲーム」にターゲットを絞り込んでいるからこそ、ここまで徹底できるのです。

なるほど、ここまでやるからこそ毎年30%成長してこれたのだな、と。
一握りの天才が面白いコンテンツを作り出すのではなく、全員が作れる組織作り。

自分たちがやっていることを徹底的に「型」に落とし込むこと。
それと同時に、徹底的に浸透させること。

簡単にできることではありません。
だからこそ、できた組織は高いパフォーマンスを発揮できます。それも安定して。

 

コンテンツに魂が込められているか

他にも書きたいことは多々あるのですが、もう1つだけ。

大事なことは、魂がこもっているか、ということなんです。どうして面白いコンテンツが作れるのか、というと、自分の中から本当に出てくるものだから、なんです

この1文にはドキッとさせられました。

自分が毎日書いているブログやメルマガ。
私が提供しているコンサルティングやセミナー・研修。
そしてプロジェクトに入って一緒に働くハンズオン支援。

これらに本当に魂がこもっているのか?
流れ作業的に記事を書いてはいないか?
「いつも通り」に顧客の支援をしていないだろうか?

面白いコンテンツに限らず、自分自身の仕事に魂がこもっているか?
これからの時代、ますます魂のこもった仕事が求められるようになると思います。
顧客からだけでなく、自分自身の働き方として。

商売の本質が学べる事例として。
本当に強い組織を作る教本として。
まだ読んでいない方に、オススメしたい1冊です。

ちなみに私は本書で学んだことと、先週末のセミナーで学んだことをミックスさせ、自分の事業を強化する動きをはじめようと思っています。

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【編集後記】
今日は初のトレイルランニングのレース(東京八峰マウンテントレイル)に参加です。
「初めて」を楽しんできます。

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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