menu

中小企業診断士の取得後に知っておきたいこと

LINEで送る
Pocket

昨日は、私とFacebookでつながってる方から、「官報に載りました!」という連絡が数多く投稿されていました。
官報に載るというのは、正式に中小企業診断士として認められた、ということです。

また、先週末で今年度の2次筆記試験も終わりました。
これから合格者として、新しい世界を切り開いていく方もいらっしゃることでしょう。

そんな時期だからこそ、「中小企業診断士の取得後に知っておきたい」と私が感じていることを共有します。

 

帰属欲求の前に、自分がある

受験が終わり、合格が分かると、中小企業診断士の先輩との交流が始まります。
実務補習だったり、協会やその研究会だったり。
こういうところに行くと、会社でもないのに、なぜかその組織に帰属したがる人がいることに気付きます。

苦労して取得した資格だからこそ、そういう組織にはスゴイ人ばかり集まっていると信じたい。
そして、そこに属している自分も、少しはスゴクなってきた。そう感じたい。
その気持ちは良く分かります。

でも、本当に大切なのは、どのような組織に属するか?よりも、自分がどうあるか?でしょう。
交流を続けてみれば分かりますが、中小企業診断士の中にも、とんでもなくスゴイ人と、
実はそうでもない人がいます。

私は中小企業診断士という有資格者には、3つのパターンがあると感じています。

1つ目は、資格を活かして、新しい世界を切り開いていく人
勉強を通じて学んできたこと、診断士仲間と共に学んだことを知見として活かしながら、
次々と新しい挑戦をしていく人です。
この人たちは「診断士」とか「士業」という枠組みにとらわれていない印象です。
私の感覚では、診断士取得者の数%。多く見積もっても10人に1人はいないと思います。

2つ目は、資格に所属する人
資格取得後は、協会や研究会など、診断士が集まる場にばかり居る人です。
他の士業との交流がある人もいますが、そういう士業の世界から出られないのが特徴です。
真面目で努力家である反面、既定概念にとらわれやすく、「自分らしさ」を感じないことが多いです。
最も多くの人がこのグループだと感じます。

診断士の他に税理士や社労士などを持っているダブル・トリプルライセンスの方は、
実はこのグループに属していることが多いと感じます。

3つ目は、諦めている人
診断士を取得したものの、活かし方が分からない人です。
合格したのに週末を潰すなんてあり得ない、と本人が思ったり家族に言われたりして、
診断士のみならず、どこにも人脈が広がっていきません。
資格を更新する意味も見つけられないまま失効していく、数少ない人達です。

この3つのグループを知った上で、改めて自分が「中小企業診断士」という資格とどう付き合っていくのか?
考えてみてはいかがでしょうか。

 

ビジネスは正解のない世界である

次にお伝えしたいことは、ビジネスの世界には正解はない、という事実です。

試験に合格することに集中してきた人達がハマリやすい罠だと感じています。
採点基準のある試験に合格するということは、採点者が認めてくれる正解を出すということに等しいです。

その正解を限られた時間のなかで導き出す訓練をし続けた結果、
試験範囲の学習内容をしっかりと身につけることができたのです。
そんなメリットに対して、何に対しても正解を求めがちになってしまう、というデメリットがあります。

士業の方とディスカッションしていて感じるのは、
「俺(私)が話していることが正解だ!」
「俺(私)が一番良いことを言っている」
というオーラです。

ハッキリ言って、どれが正解でもないし、どれが一番でもないのです。
色んな意見が出た後で、どれを選択し、そして実行するのか?が問題でしょう。
そして、その選択にも正解はありません。
世の中、全てに陰と陽があるのですから。

優秀な頭脳たちが考えた戦略・戦術が失敗に終わることもありますし(実に良くある)、
対して考えもせず、直感でやったことが成功することもあるのです。

そして、ビジネスの世界は、士業の試験のような相対的な競争ではありません。
特にスモールビジネスにおいては、いかに自分(自社)らしさを発揮できるか?が大切です。
中小企業診断士が経営支援をするときは、論理的にばかり物事を考えてしまいがちですが、
社長が心の底からやりたいと思い、社員にその想いが伝わり実行されることが大切です。

試験で学んだことを活かしたい気持ちは分かりますが、
頭でっかちになりすぎず、「人」とどこまで真剣に向き合えるのか?にも注意してみましょう。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【編集後記】
バイクのギアの調子が悪かったので、空き時間にショップでメンテナンスしてもらいました。
かなりギアが軽くなって軽快に。
先週末のレース前にみてもらっていたら、平均速度が2km/hくらいは速かったかも(^_^;

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【メルマガ 『非常識なコンサルタント』】
独立・起業を目指す方、特に自分らしく働き・生きたい方。
コンサルティングを事業の軸にしたい方に向けたメルマガを配信しています。
こちらから登録できます。

【Facebookページはこちら
「いいね!」すると、ブログ更新のお知らせを受け取れます。
たまに気になるニュースなども通知しています。

ブログ村ランキングに参加しています!
応援のクリックをしていただけると、嬉しいです。
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
にほんブログ村


【セミナー】
ただ今、募集中のセミナーはありません。

先に価値を届けまくる

組織から個へ、そして個からチームへ

関連記事

  1. 診断士協会の活用事例

    おはようございます。渋屋です。以前の記事(診断士協会は頼るものではなく、活用するもの)は、受…

  2. コンサルタントに必要な道具

    どんな職業にも、大切にする道具があると思います。大工のように分かりやすい道具がある人もあれば…

  3. 営業とは何か?メンタルを変えるだけで世界が変わる

    おはようございます。渋屋です。久しぶりの「診断士のタマゴ」(マインド編)です。士業の方と…

  4. プロとしての条件

    こんにちは、渋屋です。昨日、今日と面白いことがありました。「プロの姿」を…

  5. 独立を失敗しないためのマインドとは

    前回の記事(中小企業診断士 独立の失敗事例)は、本ブログ開設以来、最高のアクセスを集めました。独…

  6. 中小企業診断士と税理士のダブルライセンスの効果は?

    このブログに「中小企業診断士 税理士」の検索ワードでの流入が一定数あります。ダブルライセンスにつ…

  7. 診断士がセミナー主催を成功させるステップ(その3)

    こんばんは、渋屋です。ようやく風邪の終わりが見えてきたので、近場のランニング練習会に出てきました…

  8. 試験に受かってから伸びる人、そこで止まる人

    中小企業診断士という資格を見ていると、試験に受かってから活躍される人と、試験合格がゴールだったか…

最近の記事

最近読んだ本

PAGE TOP