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根深い職場の人間関係と、その問題

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例の事件によって、残業や過労問題に再び注目が集まっています。
事件の詳細は、読むのに耐えられませんでした。
被害者の方のみならず、公にはされずとも日々大変な目に遭っている方々には、かける言葉も見つかりません。

 

人は有意義だと感じることにしか頑張れない

今、「職場はガマンするところじゃない」と改めて感じます。
会社員時代、1回りも2回りも上の先輩から「給料は我慢料だ」と言われたことがありますが、そんなわけないじゃないですか。

商売の基本は、顧客が喜ぶ価値を提供して、それに見合った金額をいただくこと。
顧客が喜ぶから、会社にお金が入り、従業員の給料となるのです。
本質的に、そこに我慢の要素はありません。

顧客が喜ぶことによって、自分たちも喜ぶ。
もちろん、ラクなことばかりじゃありません。
顧客に喜んでもらうためには、必死に何かをやり遂げる厳しさも伴います。
ただ、その厳しさが他者のためになり、自分のためになるのであれば、人はチャレンジできるものだと思います。

人が頑張れなくなるのは、無意味な負荷をかけられるからです。

例えば、私は会社員時代、最も激しいときで週に(月にじゃなく)90時間残業したことがあります。
66時間連続勤務したこともあります。
(決して武勇伝を語るつもりも、残業を勧めるものでもありません)

体力的には相当つらかったので、2度とやりたくないですけれども、そこには仲間が居ました。
皆で協力し、お互いを励まし称え、そして感謝していました。
だからゴールに辿り着いた瞬間のことはハッキリ覚えているし、成長できました。
「あれを乗り越えてきたから」と、その後の仕事でも踏ん張ることができました。

一方、同じ職場でも上司や役員のための資料作りは、残業がなくても嫌でした。
時間をかけて作ったところで、他の役員に一蹴されたら、努力が泡に帰すのが分かっていたからです。
人間、無意味・無駄な負荷には耐えられないのです。

 

職場は勝ち負けじゃない

もう1つ、事件の記事やそれに対する色んな方の意見を読んでいて感じるのは、
職場の人間関係が「縦」であることです。

エリートが集まる職場ゆえの競争。
そうでなくとも、上司・部下という縦の人間関係。
そんな常に緊張感を強いられる職場で、人は才能を発揮できるのでしょうか?

私は職場の人間関係は、徹底的に「横」でありたいと思っています。
もちろん上司・先輩だからこそ若手に伝えられることがありますが、
その逆もあって、若手から学ぶことも実は多いのです。
学ぼうとしないから、若手にしか見えていないことが見えないのでしょう。

会社という場所は、椅子取りゲームに例えられることがあります。
営業成績や、昇格・昇進などによって、生き残る人が減っていくからです。
ただ、そんな組織内での勝ち負けに興じているからこそ、市場で敗者になっているのでは、と思います。
どうせ勝ち負けのゲームをするのなら、競合に勝てば良いのです。

 

職場でど真ん中を生きていますか?

このような出来事に出会うたびに思うのは、「ど真ん中を生きる」ことの大切さです。

労働時間というのは、国が決めたルールに過ぎません。
起業直後の人は、誰が何と言おうと、事業を立ち上げるまでには昼夜問わず働くことが生きがいかもしれません。
子どもができたり、介護がある方は、何よりも家族との時間が優先かもしれません。
もはや一律のルールなんて、あるようでないに等しいのではないでしょうか。

だからこそ、自分たち一人ひとりが、自分の働き方をマネジメントする必要がありますし、
同時に、組織ではお互いのそれを尊重して、協力する必要があります。

組織のゴールと、自分のゴールが一致しているか?
そこで自分の才能は発揮されているか?
職場にいる人たちは、顧客やパートナーを含めて仲間と言えるか?

一言で言えば、「ど真ん中を生きていますか?」
社長であれば、「従業員の皆さんにど真ん中を生きてもらっていますか?」
もちろん社長自身も、「ど真ん中を生きていますか?」

国が決めたルールにすら従えない組織には、より重い懲罰が必要なのかもしれません。
ただ私は、ルールありきで運営される組織には、所詮、上限があると感じています。
ルールを守っているだけでは、働く人達の能力が発揮されないからです。

「ど真ん中を生きる」組織を、もっと育てましょう。

 

プロセスと場を換え、職場を変えていく

では、「ど真ん中を生きる」組織を作るには、どうすれば良いのでしょうか?
人それぞれの「ど真ん中」を発見するのは、その人のアイデンティティに関わる深い問題ですので、ここでは詳細を省きます。

具体的に変えるべきは、プロセスと場です。

組織に求められることが、従来とは全く変わってきている。
「人」に関することなので、テクノロジーの変化のように表現しにくいのですが、
大きな変化の時期にあることだけは確信しています。

今変われない組織は、そんなに長いこと、生き残れないでしょう。

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【編集後記】
今日は息子のサッカー試合の応援です。
彼らしく頑張って欲しいです。

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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