経営・セルフマネジメント

自分と向き合い、変化に耳を傾ける

「自分探し」をするなんて言うと、就職活動のときのアレを思い出すことが多そうですが、
私の個人的な意見では、まだ働いた経験のない人が中途半端な自分探しをしても、迷うだけだと思っています。

 

自分と向き合うのに良いタイミング

自分探しが本当に必要なのは、ある程度の経験を積んできた人たち。
経験を積むほど、裸の自分が様々な「制服」を着てしまっていることに気づくでしょう。

私の例で言えば、大学を出た後に「社会人」という制服を着慣れないものの羽織ることになり、
「ITエンジニア」になりました。
30歳になる前に「管理職」という新しい制服を着させられ、思い立って「中小企業診断士」となりました。

その後、部署異動して「マーケッター」になり、独立して「フリーランス」「経営コンサルタント」になっています。
「ブロガー」「メルマガ発行者」「セミナー講師」など、今はより多くの制服が増えました。

家族に目を向けると、私は「夫」になり、「父」になりました。
子どもの頃から「息子」であり、「弟」であり、「兄」でもあります。
趣味では「ランナー」「トライアスリート」です。

 

着こんでしまった役割を脱ぐ意義

このように色々な制服を着こんでしまった今だからこそ、
これらの制服を脱いで、裸の自分と向き合う必要があるのです。

定年退職して「大企業の部長」の制服を脱いだ途端、中身は何もなくなっていた、
なんて話を良く聞きますが、こんな風にはなりたくないものです。

なお、小さな会社の社長は、「会社=自分」になってしまっていることも多いです。
いったん、自分の社長という制服を脱ぎ捨てて、素の自分と向かい合うことは、長期的に見て効果の高いことだと感じています。
素の自分に合った方向に事業の舵を切ることが、最もエネルギーが出るからです。
戦略論やマーケティング論は二の次、と考えた方が実は良いと感じています。

 

自分のわずかな変化に敏感になる

私自身、余計な制服を脱ぎ去り、素の自分と向き合うことを始めました。
きっとこの数ヶ月のうちに、今までにない自分を発見するでしょう。

最初に気づいた変化は、ビジネスから外れることに対する安堵感。
私は社会人になったときから、強烈な競争意識の中で生きてきました。
当時は全く意識していませんでしたが、今振り返ってみると、競争に勝つことが自分の存在価値を示すことでした。
会社の中で新人賞をいただき、転職後の会社でも、当時最年少の管理職になったことが、生きがいになっていたのかもしれない、と考えるようになりました。

今も事業を営む以上、数値目標は掲げています。
数値と向き合わない事業は管理できませんので。

一方、ゴールデンウィークから始めた自己探求の世界は、ややビジネスから外れた世界でした。
普段参加するセミナーはビジネス系の人ばかりですが、今回参加しているものは、
カウンセラーやコーチ、それから経営者、その他大勢のグループ化できない職業・立場の方々など、より多様性に富んだ方々が参加しています。

その世界に「心地よさ」を感じたのです。
どんな筋肉も、鍛えるだけでなく、ストレッチが必要です。
それと同じように、私の中のビジネス筋も、鍛えるときとリラックスさせるときが必要だったのです。
今まではひょっとすると、鍛えることばかりに意識が向かっていて、リラックスできていなかったのかも、と。

きっと、これからも色んな発見をすることと思います。
そして将来は、他の人が自己探求するお手伝いができればと考え始めました。

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【編集後記】
今日は早めに仕事を切り上げて、両親と食事。
月に1度くらいは定期的にこのような時間を持ちたいと思っています。

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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