中小企業診断士

中小企業診断士には新たなロールモデルが必要

今日の午前中は、中小企業診断士の「理論政策更新研修」に行ってきました。
これは資格を維持・更新するために必要な研修です。

何年か前、初回は協会が実施する研修に参加したのですが、あまりにアレで、、(以下、自粛)
2回目と3回目となる今回は、「あきない総研」が実施する研修に参加させていただきました。

今日受けたあきない総研代表 吉田さんの研修は、関西弁トークと、本質に突っ込んだ切り口で、本当に面白く、かつためになりました。
前回受けたものも面白かったので、私は今後もあきない総研の方を受講しようと思います。

 

中小企業診断士の実態

研修のテーマは起業・創業だったのですが、研修の途中で講師の吉田さんが話されたことが印象に残っています。
もう20年程も前、吉田さんが中小企業診断士を取得して、先輩診断士と出会ったときの印象についてです。
※この後、吉田さんのセリフを書いていますが、全て私の記憶を元にしたものです。間違いがあったら、それは吉田さんではなく、私のミスです。

「研修に出てくる講師が明らかに儲けてないやんか!(関西弁)」
「こんな人に教わるんか!オモロない!」
「サッカーのコーチはサッカー経験者やろ、起業支援するコンサルは起業未経験者やないか!」

吉田さんはご自身で10年以上、小売の経営をされていた方です。
経験豊かな人だから、そのように見えてしまった一面もあるでしょう。

でも、私はこれが実態だ、と思う部分もあるのです。
実際に私が出会ってきた「先生方」にも、そういう面を感じたことがあるからです。

 

中小企業診断士の多くが企業内診断士にとどまる理由

さらに吉田さんは続けます。

「中小企業診断士を目指した人は、一度は独立を考えたことがあるやろ。」
「でも、実際には診断士の多くが企業内診断士のままでいる。なんでや?」
「出会った独立診断士がロールモデルにならんからや!」

話を聴いて、「確かに」と納得する一方で、私はラッキーだったと思ったのでした。
私の周りには、診断士に限らず、経営者・独立した方が多くいらっしゃいました。
自分の中で勝手に憧れ、学ばせていただいた方もいらっしゃったのです。

こういう方々がいらっしゃらなかったら、私は独立を目指していないでしょうし、
独立することもなかったでしょう。

もちろん、自分の意思で会社に所属し、目的をもって働かれている方も多くいらっしゃいます。
ただ、独立診断士が、その働き方を魅力として伝えられていないのだとすると、それは大きな損失です。

 

独立診断士には、ロールモデルが必要

独立診断士がロールモデルにならない。
ロールモデルになるような人がもっと増えるべきだというのは、まさに偶然、昨日記事にしたことでした。

https://biz-it-base.com/?p=6023

とは言え、私には憧れる方もいます。
例えば、「戦略BASiCS」「マインドフロー」などを考案された佐藤 義典さん。
ただ、著者紹介欄なども良く読まないと、中小企業診断士であることに気づかないのが、悲しいところです。

もっともっと、活躍する中小企業診断士を、世の中に伝えていきたいです。
これから活躍される方のことも知りたいですし、
自分自身が頑張って新しいロールモデルになる、という選択肢もあります。

ちょうど今日、「渋屋が診断士の新しいロールモデルになればいいんじゃない?」と仲間にも言われました。
なぜかストンと腹落ちしたところもありますので、自分なりに目指してみたいと思いました。

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【編集後記】
理論研修の後は、鮒谷道場仲間3人でランチ&カフェ。
自分がおぼろげに考えていたことを言語化するキッカケをいただきました。
さらに、忘れかけていたことを再認識もさせてもらいました。
何の格好も付ける必要がなく、自由に話せる仲間は、本当に大切ですね。

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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