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中小企業診断士を取得した後に大事にしたいこと

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先週、中小企業診断士の2次筆記試験の結果発表がありました
口述試験に進める人が944人、筆記試験からの合格率は19.1%。
昨年は、それぞれ1,190人、24.4%でしたから、今年の試験の方が厳しかったのかもしれません。

まだ口述試験は残っていますが、これは合格率がほぼ100%。
試験ではありますが、筆記試験を乗り越える実力があり、ちゃんと準備をすれば問題ない試験です。
したがって、受験業界はそろそろ次年度の試験に向けたプロモーションを始めようとしています。

 

中小企業診断士 登録者数の推移から分かること

ここ数年は毎年1,000人前後の合格者数を出している状況ですが、
その一方で中小企業診断士の登録者数の推移を見てみると、以下のようになっています。

平成17年度 17,559名
平成18年度 18,442名
平成19年度 19,313名
平成20年度 19,911名
平成21年度 19,664名
平成22年度 19,748名
平成23年度 20,795名
平成24年度 21,603名
平成25年度 21,837名
平成26年度 22,544名
平成27年度 23,145名(7月1日現在)
(「中小企業施策総覧」より)

この数字を見て、不思議に思うことがありますよね?
合格者数が1,000人前後いるにも関わらず、登録者数の推移は、そこまで増えていないんです。
(診断士になるには、2次試験を合格するだけでなく、養成課程を終える数100名の方々もいますので)

つまり、資格を更新しない消除者数が多いのです。
そして登録者数に数えられてはいますが、休止している人もかなりの数いる模様です。

診断士は、試験を突破するにしても、養成課程に通うにしても、大変な苦労をして取得する資格です。
それにも関わらず、更新することを諦めざるを得なくなってしまう人がいる。
この事実を知っておいた方が良いでしょう。

 

合格者1年後の実態

試験に合格した直後は誰もがモチベーションが高いでしょう。
イベントや研究会に参加する新規合格者が増えるのは、これからの季節の風物詩のように感じます。

しかし、来年の今頃、同じように活動している人は、ごく一部です。
私の感覚では、「10%も残らない」と感じています。

そして特に企業内診断士の場合は、資格を使って仕事をすることも少ないでしょうから、
活動量の低減とともに、休止→消除の道を歩むことになるのでしょう。

もちろん、1年後でも数年後でも、バリバリ活動されている方もいらっしゃいます。
そのような方々と、消えていってしまう方々との間の差は何なのでしょうか?

 

診断士を取得してやりたかったことは何ですか?

私は、合格した今こそ、自分が本当にやりたかったことを振り返っておくべきだと思います。
これからの1年、新規合格者には様々なオファーがあります。

この研究会に参加しませんか?
うちの協会に入りませんか?
この活動、一緒にやりませんか?
etc

最初のうちは、どれに参加しても新鮮で、学びもありますので楽しいでしょう。
でも、そのうち色んな事情で人数は減っていくのです。

「試験が終わったのに、まだ外で活動するのか!」と奥さんに切れられて、活動停止を余儀なくされた人。
外で活動し続ける資金がなくなり、活動できなくなってしまった人。
もっと楽しいことが見つかり、診断士への興味が薄れてしまった人。

最後の例のようにポジティブな変化であれば良いのですが、前者2つは嬉しくないでしょう。
少なくとも時間とお金は限られています。
ですから、本当にやりたい活動に貴重な資源を投下すべきだと思います。

そして、診断士という専門家になった以上、単なる「お勉強」は卒業して、将来に対する「投資活動」へとシフトしていくべきだと思います。

短期的なリターンを求める活動(=直近に役立つスキルを得る)もあれば、長期的なリターンにつながる活動もあるでしょう。

受験勉強を決意したときにやりたかったこと。
合格後に開けた道によって見えた、やりたいと感じること。

これらを大事にして、次のステージに進んでいただけたら、と思います。

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【編集後記】
今日は終日、自宅(近辺のカフェ含む)で仕事です。
デスクワークでできることをバシバシやっつけます。

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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