情報・データ活用

ダイレクトメール垂れ流しの会社から思うこと

毎月のようにダイレクトメールを送ってくる会社があります。
あなたのマンションを売りませんか?というような。
封を開けて個人情報を消して捨てる、という作業すら面倒くさいので、「また来たか。。」と思うのです。

で、私が将来、今住んでいるマンションを売るときが来たとして、
私はこの会社を利用するでしょうか?しないですね。

 

頻繁なダイレクトメールは印象を悪くする

なぜなら、既にこの会社は私の中では印象が悪くなっているからです。
過去に一度も接点を持ったことのない人に対して、
頻繁にダイレクトメールを送ってくるような会社に、好印象は持てるでしょうか?

そもそも、どこから私の住所など、個人情報を引っ張ってきたんだ?という
不信感からスタートです。

そして、過去に10回も20回も、個人情報を消すために封筒を開けて、
ゴミ箱に捨てる作業をするうちに、面倒くさい会社という印象がしっかり植え付けられました。

 

コストの無駄遣い

さらにこれだけダイレクトメールを頻繁に流しているということは、コストを無駄に使っていることが分かります。
ということは、販促費が莫大に掛かっていますので、マンションを売ったとしても適正な価格では
買い取ってもらえないことが容易に想像できます。
なので、もっと良い会社を探すことになるでしょう。

そもそも、ダイレクトメール活用において、ちゃんと投資対効果を計測しているのか?
疑問に思うわけです。

ちなみにこの会社、誰もが知っている超大手なのですが、
オペレーションは雑なんだろうな、と思ってしまったり。

 

顧客情報を分析して活かす

私はダイレクトメールを使うなら、もっと上手いやり方があると思います。

まず始めに、過去に接点のないお客さんには送付しない。
これだけ個人情報の重要性が謳われている世の中で、
未だ接点のないお客さんに送付するのは、どこからか個人情報データベースを購入しています!
と宣言しているようなものです。
自ら、「うちは怪しい会社ですよ」と言っているようなものです。

来店してもらったとか、イベントに参加してもらったとか、
過去に接点のあった顧客に対して、DM送付の許可をもらった上で送付すべきでしょう。
もし、不特定多数に一斉配布したいのであれば、普通の広告で十分です。

そして、送付したDMに対して、反応を見ながら送付する内容や頻度を変えていきます。
良く問い合わせがあったり、接点の多い顧客に対しては、頻繁に送付しても良いでしょう。
内容は、既にその会社のサービスを知っていることを前提としたプレミアムなものに。

初めて反応をしてくれた顧客に対しては、もう少し長い一定間隔で。
内容はその会社を知ってもらう・信頼してもらうようなものに。

全く反応しない顧客に対しては、間隔を広げていき、
それでも無反応だったら送付を止めるか、年に1回など最低限に抑える。

このように顧客情報を活かしながら、頻度や内容を適切にコントロールする。
それができて初めてダイレクトメールは活きると思うのです。
不特定多数に垂れ流すのは、コストの無駄だけでなく、印象を悪くします。

せっかくのツールですから、上手く活用したいものですね。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【編集後記】
今日は珍しく午前中は家族全員予定なし。近所で買い物の予定です。
午後は迫ったレースに向けて、走りこむ予定です。

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【Facebookページはこちら
「いいね!」すると、ブログ更新のお知らせを受け取れます。
たまに気になるニュースなども通知しています。

ブログ村ランキングに参加しています!
応援のクリックをしていただけると、嬉しいです。
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村