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銀行にお金を預けることを恐れますか?

「クラウド」というシステム形態は、十分に浸透し、誰でも使えるものになってきたと感じています。
その一方、企業においては専門家であるはずの情報システム部門の方と話をすると、

(見当違いの視点から)「むしろコストが高い」とか、
(不勉強であるがゆえに)「何だか良く分からないので怖い」という声を良く聞きます。

前回の記事では、クラウドは、電力会社や水道局に例えられるもので、
使いたいときに使えるメリットを挙げました。
逆に、自分で発電機を買ってきて運用したり、井戸や川から水を汲んできませんよね、と。

今日はリスク視点から良く言われる「怖い」ということに対するメッセージです。

 

そこに置いてある方がよほど脆弱

「クラウドって良く分からないから不安なんですよ」

つい先日、システム担当の方から聞いた声です。
その気持ち、良く分かります。

クラウドは、そもそもどこにあるのか?が良く分かりません。公開されていないことも多いです。
そして実態が分からない。
なかではどんな設備で、どんな人が運用してくれているのか?

セキュリティ対策はなされているのか?
トラブルがあったときに、どこまで助けてくれるのか?

システム担当者として、当然感じる不安だと思います。

その一方で、私は話を聴いていて思うのです。
そこ(=お客様のオフィス)に置いてあるシステムの方が、よほど脆弱で不安ですよ、と。

 

銀行にお金を預けるのと、家の引き出しに入れるの、どちらが安心ですか?

お客様のオフィスは一般的なビルですから、入退館の管理は、そこまで厳しくありません。
掃除スタッフの方であれば、自由に出入り出来てしまうでしょう。
建物もクラウドが運営されているようなデータセンターと比べれば脆弱です。

家の引き出し、あるいは金庫と、銀行にお金を預けるのを比べると、
どちらの方が安心でしょうか?

私は手元に100万円もあったら不安で仕方ありません。
早く銀行に預けてしまいたいと思います。

一般家庭程度のセキュリティしか確保されていない自宅と、
専門家が配備されて高いレベル安心を確保しようとしている銀行。
物理的にも、電子的(=システム的)にも、明らかに銀行の方が安心です。

クラウドに関しても、私は同じ印象を持っています。
セキュリティの専門家を数100人も雇って、日時、サイバー攻撃から守っています。

物理的には震災に強いデータセンターでシステムを運用していますし、
そこは場所すら一般的には公開されません。
場所が分からないのですから、悪意を持った人は、破壊などの物理的な攻撃には出られません。
仮に場所が分かっても、幾重にも張られたセキュリティ網をくぐり抜けて入館するのは、容易ではありません。

 

まずはクラウドを小さく使ってみよう

もちろん、相手が本当に信頼できるクラウド事業者であることの確認は必要です。
そして、

セキュリティ対策はなされているのか?
トラブルがあったときに、どこまで助けてくれるのか?

というような疑問に対しては、サービス仕様やサービスメニューに書かれていますから、
自分が望むものを選べば良いでしょう。

なお、セキュリティに関して言えば、どんな大企業でも実現できないような
体制が組まれています。

とは言え、使ってみなければ不安はぬぐえないでしょう。
まずは小さく使い始めてみることが、何よりも有効な手だと感じています。

運用面がどう変わるか?コスト構造がどう変わるか?
使ってみて、体験してみるのが一番です。

私自身、自分の事業や支援している顧客の事例を見て、
クラウドは本当に便利だと感じています。
もちろん、クラウドを使った上で、オンプレミス(=自社)で部分的に資産を持っている顧客もあります。

不安要素だけでなく、得られるメリットに目を向けて、
今や普通に使えるものとしての意識を持っていただければと思います。

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【編集後記】
今日は月に1度の月例マラソンです。
風邪がどこまで治っているのか、、微妙です。

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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