経営・セルフマネジメント

これからは大企業を席巻する超小規模企業が増えていく

昨日の記事(新卒で入社したのが小さな会社で良かった)では、
新卒で大企業ではなく小さな会社に入ったおかげで、
いち早く、仕事の全体像を俯瞰することができるようになったこと。
そのために自分の強みを作ることができたことを書きました。

今日はもう1つ。
これから就職を目指す方には、知っておいて頂きたい「事実」をお伝えします。

 

市場での最優先事項は、「資本」から「スピード」へ

ご存知の通り、市場変化のスピードは、日々加速しています。
消費者は次々と新製品・新サービスに目を向けて、
そのために商品のライフサイクルは確実に短くなっています。

数10年前、企業にとっての一番の強みは「資本」でした。
もっと簡単に言えばお金です。
お金を動かせる企業が、市場を牽引し、大きな事業を行っていました。

しかし、今は多様化する消費者の趣向に対して、
いかにスピーディーに商品を提供することができるか?
あるいは、商品を出しても、失敗と見るや、いち早く軌道修正ができるか?
そういう「スピード感」が何よりも市場を牽引していると感じます。

iPhoneが日本で一気に存在感を高めた理由も、
シャープの経営が苦戦し続けている理由も、
色々あると思いますが、確実な要素のひとつは「スピード」です。

 

スピードは、組織が小さいほど早い

当然のことながら、組織の意思決定スピードは、その組織が小さいほど早いです。
フリーランスでしたら、「組織の意思決定速度=自分の意思決定速度」です。
大企業になると、課長が承認して、部長が承認して、その上が・・・
とハンコをまわしているだけで1ヶ月、なんてことが普通にあります。

上述の通り、市場の最優先事項が「スピード」に変わってきている以上、
意思決定スピードを高められる中小企業、特に超小規模企業は、
市場での存在間を高めてくると思います。

例えば、既に超・有名な存在になりましたが、「面白法人カヤック」などは、
既存の考え方の枠組みにとらわれず、
社員全員が良い・面白いと思ったことを次々と実践してきた結果、
今の状態になっているのでしょう。
(ホームページに撤退した事業や、辞めた社員が出てくるって、
相当、ぶっ飛んでますよね。いい会社です。)

 

生き残っていく企業、消えていく企業

そう考えると、生き残っていく企業、消えていくであろう企業を
予想することが出来ます。

  • 大企業であるにも関わらず、意思決定スピードを向上する仕組みを取り入れた企業
    (かなり強いですね)
  • 中小企業で、上記のような大企業以上の超絶スピードで意思決定していく企業
    (こちらも最強)
  • 大企業らしく、意思決定に部門間調整や上役の調整が必要で、とにかく時間がかかる企業
    (一般的な大企業の大半は、ここに属すると思います)
  • 中小企業なのに、大企業の真似事がごとく、意思決定が遅い企業
    (以外と多いのがこれ。無駄に組織が多かったりします)

あなたの会社は、どれに分類されますか?
意思決定の仕組みというのは、見えにくいものですが、企業運営のキモとなります。
一度、冷静に見つめてはいかがでしょうか。

私は個人的に2番目の企業を増やしていくお手伝いができればと思っています。

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【編集後記】

明日、横浜マラソンなのですが、今日1日は家族の予定もあったため、
ほとんど準備ができていません。
先週末の久米島トライアスロンで痛めた右膝は本当に大丈夫なのか?

不安要素も多いのですが、初開催の横浜マラソン。
地元の、しかも私が過去に参加した中では最大規模の大会を
楽しんでこようと思います。

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!

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