IT・システム関連

書籍を作ったときに利用した4つのツール

おはようございます。渋屋です。
昨日の記事(小さな会社のIT活用は、とにかく事例を知ること)では、
小さな会社がIT力を高めているためには、とにかく使ってみることが大事で、
そのためには、良い(身近な)事例を知ることが必要だ、ということを書きました。

今日もその続きです。
事例として、2月5日に発売になる『【図解】コレ1枚でわかる最新ITトレンド』の作成過程で
私たち著者がどのようにツールを利用してきたか、ご紹介します。

 

企画~目次検討には、Google Docs と Skype を

Googleがサービス提供しているWord(ワープロソフト)やExcel(表計算ソフト)を
ご存知でしょうか?Wordに相当するのが、「Google Docs」です。
Microsoftのそれと異なるのは、無償で、ブラウザさえあれば利用できることです。

立ち上げ方は、Googleのトップ画面(http://google.co.jp)の右上にある
タイル状のアイコンをクリック。

google_docs
色々なアイコンが出てきますので、この中から、「ドキュメント」をクリックします。
(1画面に9個のアイコンしか出てこないので、見つからない場合には、
「もっと見る」をクリックして、次画面を探してみます)

Google Docsが便利なのは、複数人で同時に画面を見て、編集できることです。
実は、この書籍の企画~目次を検討したミーティングは、
著者3名が、それぞれ自分のオフィスに居ながらにして行われました。

Skypeでお互いの顔を見ながらWeb会議をしました。
相手の表情や音声は、Skypeで交換しつつ、
Google Docsを見て、皆で編集しつつ、目次を固めていきました。

Skypeで自由にWeb会議をするためには、自分の顔を映すWebカメラと、
マウス・キーボードを自由に操作しながらでも音声を聞くためのマイク付スピーカー、
あるいはヘッドセットが必要です。
これくらいの安いもので、会話には十分です。

 

2回目のミーティングはリアルで

2回目のミーティングは、私がお願いして、物理的に3名が集まりました。
目次の中で、しっくり来ない部分があったので、その詳細を確認したかったのです。
会議室を押さえて、ホワイトボードを活用して、喧々諤々しました。

このようなときは、Web会議よりもGoogle Docsよりも、直接会うのが一番です。
実際には、1回目のミーティングで活用したGoogle Docsも使いましたが。

直接お会いしてミーティングし、そのときの疑問が晴れた後に、
3名でそのまま軽く一杯、飲みに行きました。
また、正式に出版が決まった後、編集者の方を交えて、会食をさせて頂きました。
こういうリアルな交流は、なかなかITシステムやツールでまかなえないところです(^_^;

 

書籍作りはFacebook と Dropbox で

実際、書籍の中身を作るフェーズに移ると、関係者の連絡はFacebookが主でした。
(数回だけ電話をしました。)

そして、作成した資料や、更新した資料はDropboxで共有をしました。
大企業では、情報漏えいなどのセキュリティ面を意識して使われないDropboxですが、
小さな会社や、フリーランスが集まるプロジェクトなどでは、一般的に利用されています。
本当に機密な情報を置くときには、ファイルにパスワードロックを掛ければ良いのです。
(診断士同士の情報共有も同じようにしています。)

使ったツールは以上です。
Skype、Google Docs、FacebookにDropboxです。
もちろん、書籍を作成するのにWord、図表を作るのにPowerPointは利用しました。
ただ、プロジェクトとして活用したのは、上記4つのツールのみです。
このように一般の方にも良く知られているツールを使っているだけで、特別なことはしていません。

それで1冊の書籍が出来上がってしまうのですから、本当に便利な世の中です。
ツールを使えるのと、使えないのとでは、スピード感が全く異なったのではないか、と思います。

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【編集後記】

先週末に『【図解】コレ1枚でわかる最新ITトレンド』が手元に届き、
できあがったことを実感してきました。

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!

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