IT・システム関連

イノベーションはテクノロジーだけじゃない

こんばんは、渋屋です。

今日はイノベーションについてです。

 

イノベーションとは技術革新のことなのか?

IT業界で働いていると、次々と新技術・新製品が出てきて、私たちを驚かせてくれます。しかし、あまりにも頻繁に新技術や新製品が出てくることから、業界人の多くが、それに依存してしまっているように感じることがあります。

「破壊的な技術・製品が出てこないかなぁ~」
「すげぇイノベーションが起きないかなぁ~」

このような言葉を聞くたびに、私はイノベーションが誤解されていると感じます。

 

そもそもイノベーションとは

ウィキペディアを引用しますと、

イノベーション(innovation)とは、物事の「新結合」「新機軸」「新しい切り口」「新しい捉え方」「新しい活用法」(を創造する行為)のこと。一般には新しい技術の発明と誤解されているが、それだけでなく新しいアイデアから社会的意義のある新たな価値を創造し、社会的に大きな変化をもたらす自発的な人・組織・社会の幅広い変革を意味する。つまり、それまでのモノ・仕組みなどに対して全く新しい技術や考え方を取り入れて新たな価値を生み出して社会的に大きな変化を起こすことを指す。

とあるように、新技術の発明だけと考えるのは誤解です。
その他にもイノベーションを起こす方法は数多くあるにも関わらず、長い間、新技術・新製品の登場に助けられてきたIT業界人は、それ以外の方法を忘れてしまったのではないか?と思うのです。

 

イノベーションへの近道

先月受けた、プロジェクトイニシアティブ藤田さんのセミナーによると、新技術によるイノベーションは、最も難易度が高いものです。それよりも、昨日(お客様は神様ではないけど先生だ)書いたように、予期しなかった成功や失敗、利用方法に着目するイノベーションの方が、難易度は易しいとのことです。

いつ起きるのかも分からない新技術の登場を、指をくわえて待つのではなく、予期しなかった成功や失敗を発見したり、社会における何らかのギャップを発見するなど、自分自身のアタマを総動員させ続ける方が、イノベーションの近道であるように感じます。

 

今ほど、IT業界に本来の意味のイノベーションが必要なときは無いと思います。私自身も業界人ですので、自分への戒めを込めた記事でした。

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【編集後記】

引き続き仕事漬けです。が、上手く時間コントロールして、時間を作り出していきます!!

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!

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