経営・セルフマネジメント

総合して考える、私たちの強みを活かそう

こんばんは、渋屋です

 

今週は寝不足気味だったのですが、昨晩のドイツーフランス戦の観戦でトドメを刺してしまいました。。今日は全くカラダが動かず、気付けば朝10:30まで寝てしまいました 泣。自業自得です。

 

このところ、身のまわりで本質や全体を忘れ、枝葉に振り回されているケースを頻繁に見かけます。個々の枝葉ではなく、本質・全体を見渡す重要性を改めて強く感じています。

 

個別議論の前に、その目的・本質を問うているか?

私が今までに経験した問題は次のようなものです。

  • ITシステムの導入が目的化して、設計や導入方法ばかりが議論される。なぜ、そのシステムを導入するのか?という共通の目的が共有されていない。
  • 自社にとってリスクの低い契約を結ぶことが目的化する。その契約を締結する目的が忘れられ、ガバナンスをきかせることが目的になる。
  • どのような組織構造になり、誰がマネージャーになるか?ばかりが注目される。オマケに各部署の業務範囲(役割)の押し付け合いが始まる。なぜそのような組織にするのか?どのような戦略を実行するための組織なのか?根本的なことを誰も考えていない。

完全に同じケースでなくとも、似たようなケースを思い浮かべる方、多いのではないでしょうか?何となく枝葉ばかりに気をとられ、本質・全体を見失った組織の活動は、本当に多いです。特に大きな組織ほど、機能別組織化が進んでいますし、個人のキャリアも、専門性を高めようとするがあまり、特定分野以外の活動が減っているとも思います。

その結果、本質・全体の視点、つまり全体としての目的を忘れ、ついつい自分の世界に篭った状態になってしまいます。

 

本当は総合が得意な私たち

このように枝葉ばかり気にしてしまう例は枚挙に暇がありません。ただ、歴史的に見て、私たちは個別事項を統合して考えることが得意なハズです。分析することが得意な西洋文化に対し、東洋文化は総合が得意だからです。
例えば、西洋医学は患部を特定して絞り込んでいくのに対し、東洋医学はカラダ全体のバランスを「系」として捉え、全体最適化を目指します。私たちのDNAには、全体最適を行う強みが仕込まれているのではないでしょうか?

だとすると、私たちにがやるべきことは、個別理論の視野にがんじがらめにされないように意識すること。立場も業務内容も異なる人たちと交じり合ったときに、我を通すことよりも共通の目的を持っているのか?を確認することの方が、ずっとずっと大事です。

自分と立場の異なる人の話を注意深く聴くこと。それを繰り返すことで、全体として共通の目的を持てる状態にすること。ここまではひたすら時間を掛けて良いと思います。また、共通の目的が出来るまでは、具体的な次のステップに入らないと決めてしまうのも良いでしょう。

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【編集後記】
昨日はRUN仲間と皇居1週してきました。ランニングは実に1ヶ月半振りでした。やっぱり走るとスッキリしますね!(たった5kmだったのに、今日は筋肉痛ですけど。。。)まだ無理できないので、たまにこのようなイベントを楽しみつつ、秋のレースに向けて調整していきます。

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!

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