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クラウド事業者を見極める

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米国のIaaS(Infrastructure as a Service)市場で2番手に位置するラックスペースが身売り先や合併相手を探し始めているそうです。
http://nkbp.jp/1lF4qs3

さらに主要メンバーの流出も続いている模様です。
http://bit.ly/1vkbTxE

 

クラウドの中でも、IaaSの領域の競争はより激化しています。GoogleやAWS(Amazon Web Services)やMicrosoftの値下げ競争も止まりません。

IaaS事業者には、「規模の経済」が働きます。すなわち、彼らのデータセンターは規模が大きくなればなるほど、単位当たりのコストが下がっていくのです。

資金があり、大規模なデータセンターを持っている事業者以外は、生き残りが厳しい状況になってきました。
それが独立系クラウド事業者であるラックスペースのような事業者を苦しめているのでしょう。(GoogleやAWS、MSには、他の事業収入もありますから)

 

調査会社のガートナー(Gartner)が発表している「Magic Quadrant」のIaaS版では、AWSが圧倒的な優位ポジションを、次いでMicrosoftが追いかけるポジションを有しています。

他の競合は、「Leader」のポジションにすら入れず、「Visionaries」に位置づけられているのが分かります。
ガートナーはこのレポートで、「Visionaries」のポジションにいる5社が市場3位の座を巡って競争していることを示しています。

なお、2013年度版と比較すると、冒頭のラックスペースは「Visionaries」から「Niche Players」に格下げされています。どうやら3位集団から蹴落とされた、ということでしょう。

 

クラウドはますます世の中一般に広まっており、良いことばかりが先行しているイメージが広がりつつあると感じます。しかし、事業者の淘汰が凄まじい勢いで進んでいることを常に意識しておくようにしましょう。

仮にあなたの会社のSaaS、Webサービスや eコマースサイトが、特定のIaaS事業者に依存していたら?
そのIaaS事業者の経営不振が、あなたの事業を直撃することになりかねません。

 

経営学者のマイケル・ポーターがファイブフォース分析で示したように、売り手(提供企業)への依存度を高め過ぎるのは危険です。この場合、依存度を下げるためには、

  • 複数のIaaS事業者を同時利用できるアーキテクチャを採用する
  • 1つのIaaS事業者が停止したときに、すぐに2つ目のIaaS事業者でシステムを稼動できるよう、事業継続計画を立てておく

などの対策が必要でしょう。

 

あなたの会社では、クラウド、特にIaaSのようなインフラレイヤーでの競争が激化していることを認識し、対策をとっていますでしょうか?


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