2014年２月26日、LINEはグローバル市場での成長に向け、
３つの新サービスを発表しました。
その中の１つが、「LINEビジネスコネクト」です。
このサービス発表を受け、私は衝撃を受けました。
LINEが持っている強みを見事に活かしたサービスだからです。
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LINEの発表を引用しますと、「LINEビジネスコネクト」は
以下のようなサービスです。
＝＝＝引用ここから＝＝＝
「LINE ビジネスコネクト」は、公式アカウントの各種機能を企業向けに
APIで提供し、各企業がカスタマイズして活用できるサービスです。
「LINE ビジネスコネクト」を活用することにより、
従来の企業公式アカウントのような、LINEユーザーへの一方通行の
メッセージ配信だけでなく、特定のユーザーに対してより最適化された
メッセージを送り分けることができるようになります。
さらに、ユーザーの同意のもと、企業の持つ既存のデータベースや、
自社システムとLINEアカウントを連携させることで、
メッセージ配信ツールとしての域を超え、顧客管理（CRM）ツールや、
業務ソリューションツールとしての利用も可能になります。
＝＝＝引用ここまで＝＝＝
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既にLINEは国内で約5,000万のユーザを抱えています。
国内のスマートフォーン普及率が50%弱ですので、
スマートフォンユーザは、ほとんどの人がLINEを使っているようです。
これだけ浸透しているサービスは他にあるのでしょうか？
数多くのユーザを抱えたLINEが、企業向けにアカウント連携を
許可するわけです。企業はリアルタイムにユーザへメッセージが
配信できるようになるだけでなく、ユーザがそれを読んだのかどうかも
分かります。LINEの「既読」機能がここでも効いてくるのですね。
今まで、コンシューマ向けサービスで着実にユーザ数を増やしてきた
LINEですが、その圧倒的な強みとなったユーザ数を活かして、
B to B市場に入ってきた、と考えることが出来るでしょう。
「LINE → 顧客」
という流れだけだったのが、
「LINE → 企業 → 顧客」
という新たな流れを作り出したことになります。
これにより、LINEのビジネスは安定性が増すことになると思われます。
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自社の強みを別の領域に活かす、分かりやすい事例でした。
さて、自社の強みは何でしょう？それを活かせる他の領域はありませんか？
