書籍(紹介)

自然と共に生きる #558

おはようございます。渋屋です。

 

昨日は、かつて私のチームに所属して、一緒に仕事をしていた若者Fさんと会食。

Fさんは、会社を辞めて、アメリカ留学を経て、

帰国後、独立・起業していました。

相変わらずのアグレッシブさで、大いに刺激を受けました。

 

Fさん、ますます頑張って下さい!!

 

今日は久しぶりの書籍紹介です。

このところ、読む対象をビジネス書だけでなく、もう少し色々なものに幅を広げています。

特に事実を元に書かれたものは、強く惹かれます。

 

そんな中で、強い印象を受けたのがこちらです。

 

[amazonjs asin=”4344416457″ locale=”JP” title=”奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録 (幻冬舎文庫)”]

 

もう何年も前に出た本ですので、ご存知の方も多いかと思います。

遅まきながら読んでみました。

 

この本の主人公である、農家の木村さんの頑張り(という一言で片付けるには、あまりにも思い挑戦)には、ただただ驚かされるばかりでした。

ただ、私がこの本で最も印象を受けたのは、何事も自然の上にしか成り立たない、ということです。

 

農薬は、リンゴにとっての害虫や病気を減らします。

肥料は、リンゴにとっての栄養分を増やします。

だから、農薬も肥料もリンゴにとっては良いものです。

・・・という考え方は、自然を無視した考え方です。

 

自然は害虫も栄養素も、リンゴ自体も、全てのものがバランスの上に成り立っています。

栄養素が足りなければ、リンゴは根を深く深く張り巡らせて、栄養素を集めるようになります。

そうしてリンゴが強くなると、害虫や病気に対する抵抗力が増します。

 

そういう自然界のバランスの上で生きていくリンゴが、木村さんのリンゴです。

 

何事も自然と共にいることが、最も良い状態なんだな、と改めて感じたのでした。

ふと、自分に目をやると、どれだけ農薬と肥料を与えているんだ?と。

 

農薬に守られた環境では、リンゴは強くなりません。

過剰な栄養素を与えられた環境でも、リンゴは強くなりません。

 

同じように自分も、このままでは強くならないでしょう。

もう少し生きる世界を変えないと、と思います。

 

この木村さんの行動の中で驚いたのは、無農薬リンゴの育成に成功した後のことです。

私だったら、価格を高く設定して、苦労した分の利益を取り戻そうとすることでしょう。

しかし、木村さんはそうしません。

 

価格をできる限り下げて、一般消費者の手に届くところを狙います。

無農薬で生産されたものと、そうでないものが、同じ値段になったら。

もちろん、皆、無農薬の方を買うでしょう。

そうやって、初めて無農薬の価値が多くの方に支持されるんだ、と言います。

 

観ている世界の広さ、視点の高さに、ただ驚くのでした。

 

木村さんの頑張りはもちろん、このように多くの気付きが得られました。

 

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■終わりに

今日も素晴らしい1日になりそうです。感謝!!

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