ランニング・トライアスロン

スピードアップしないバイク【バラモンキング2018 完走記4】

スイムは押さえに押さえて、ラク〜に泳ぐ。
多少の蛇行はあったかもしれないが、体力を消費せずに、予定より早い時間でスイムアップできた。

「さぁ、本番はここからだ」

バイクバックをピックアップして、更衣室テントに向かう。

(五島市のFacebookページの写真より)

更衣室は既に人が満杯。
去年はもっとスカスカだったのだが・・

今年はベタ凪で泳ぎやすい環境だった。
そうか。自分が良かったのではなくて、全体的にタイムが良かったんだ。
だから押さえても、あれだけのタイムが出たんだ。
実際、去年と比べると、スイム順位は大きく落ちていた。

ちょうど座席が1つ空いたので、そこに座って、まずは落ち着く。
ウェットスーツを脱ぎ、タオルでカラダを拭く。
去年のような絶望的な忘れ物もない。

周りには選手がたくさんいたが、チームメイトの仙人とAKBは見つからなかった。
例年通りだとすると、2人はもう少し後か?
バイクの折り返しで位置関係は分かるだろう。

靴下とシューズを履き、ヘルメットをかぶる。
手袋は後ろのポケットに入れて、ジェルをすすりながら、バイクバックを預ける。
このタイミングで、初めてトイレに寄った。
(過去3回はバイクの大宝まで寄らなかった)

 

作戦は100kmまでは温存

バイクの作戦もとにかく張り切らない。温存すること。
下りは最初だけ加速させたら、後は重力に任せて進むだけ。
風をカラダに受けないように、エアロフォームだけキッチリ。
それでも上りで相応に消費するだろう。

息が上がりすぎないよう、いつも以上に、応援にしっかりと応える。
特に子どもやお婆さんは、手を振ると喜んでくれた。
カメラにもキッチリ対応する。

バイクコースは、下の富江港をぐるっと1周し、
山岳区間を抜けて、中央の二本楠から時計回りに、島の西側55kmを2周する。
その後に空港西側の折返し区間を通った後、島の東側を回って、福江港付近がゴールとなる。

これは確か、走りはじめて、間もないころ。
まだまだ余裕ぶっている。

今年はちゃんとシューズも履いている。

100km過ぎ、2度目の折り返し地点(大宝)を超えるまでは、とにかく我慢。
無駄に脚を使わない。
抜かれまくるだろうが、それも気にしない。
2周目の西側区間、一番苦しいところに脚を残しておくこと。

それが結果的には、最も速いタイムにつながるはずだ。

 

腰に痛みが・・

しかし、30kmも進まないうちに腰痛を感じた。
スイムでもヘッドアップの一瞬、痛みを感じたことがあったので、
やはり、今日は腰の調子が良くないらしい。

最初の二本楠の交差点に到着する頃には、なぜかもう結構疲れていた。
去年はシューズなしでも周回コースを1周終えるくらいまでは平気だったのに。
しかも今年はスイムを押さえたのに。

前日から続いている腹痛・下痢の影響か・・
例年より陽射しが強いので、早め早めに水をカラダにかける。

それにしても、体力の低下が、
少なくとも、去年より疲れるのが55km分は早いということ。
今年も厳しいレースになるかな・・テンションが下がり始める。

ここから折り返し区間に入るまでは、基本、下り基調。
予定通り、脚を温存して、下りでは脚を回さない。
エアロフォームを取って、スピードが落ちないように。

 

仲間の位置を確認

最初の折り返し区間に入る。

右手に海が広がり、五島らしい景色。
仲間が前にいないか?既に折り返している選手を確認する。

約50km地点、折り返し地点のエイド、大宝に到着。
どうにも腰が痛いので、ここでいったん、バイクから降りてストレッチ。

ここまでに、スポーツ羊羹1つと、きな粉の補給食を1つ食べていた。

しかし、どうにも喉の通りが悪い。
何となく、カラダが受け付けていない感じがしていた。
そのため、このエイドでバナナを1本補給しておく。
さらに、フロントボトルが減っていたので、水とトップスピードを補給。

差は100メートルもないので、抜かれるのは時間の問題だな・・
もう少し粘りたかったけど、スピードが上がらないので仕方ない。
結局、仙人には、西側の上り区間に入って、サクッと抜かされた。

そして、大宝を出て少し進むと、AKBともすれ違う。
よし、AKBも順調。
このまま3人、ゴールに向かって進んでいこう。
自分も遅いけど、グダグダ言っている場合じゃない。

西側区間に入って、60kmを過ぎたところで、
バイクスタートからの経過時間は、2時間10分程度だった。

7時間切りを目指す意味では、決して悪くないペース。
あまりにもガンガン抜かれるので、遅い遅いと思っていたが、
今の自分はこんなもの。実力通りだ。

 

元帥、現る

何とか自分を奮い立たせる言葉を自らにかけながら、遅いながらも、進んでいく。
前日に訪れた高浜海水浴場は、この日もキレイだった。
1周目に通ったときは、満潮に近くて、水の量が多かった。

島の北側は、やや地味な区間。
激坂で、今年は姿が見当たらなかった団扇の応援団は、こちらに居た。
「ファイト~!がんば~れ~!!」
毎年のことながら、長時間の応援、ありがとうございます!

さらに先に進み、岐宿(約80km地点)の交差点を右折しようとしたとき、
「えぇ。。さん!」と呼ばれる。
応援に来て下さった、チーム「ポセイ丼」の創始者、元帥だ。

実は元帥が応援に来て下さることは予め知っていたのだが、
ここに辿り着くまでに心身ともに疲れ始めて、意識から抜けかかっていた。

「おぉ~、元帥!ありがとうございます!!」
自分としては叫んだつもりだったのだが、元帥が撮った動画からは、全く声が聴こえない。
ただ素通りしただけの無反応な部下となってしまった。。
そのときの右折シーンがこちら。

(元帥撮影)

見事に腹筋が抜けていて、腰が沿っている。
そりゃあ、腰に負担がかかるよね・・と、フォームからも明らか。

前を走る青いウェアの選手の方が、背中がやや丸まっていて、良いフォーム。
抜けやすい腹筋、プランクの強化が、今後一番の課題。
バイクに乗る上で、強いプランクは必須だ。
前傾姿勢になり続けるバイクは、ラン以上に体幹、特にプランクが求められる。

元帥の応援を受けて、
「こんなところで心が折れてちゃいけない」と我に返った。
ボトルを取り出し、頭から水をかぶる。
首にも水をかけて、とにかくカラダを冷やす。

88km地点のスペシャルエイドに向かって進んだ。

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【編集後記】
バラモンの疲れが抜けないまま、昨晩は月例のランニングを主催。
10km走りましたが、今朝はさらにカラダが重くなりました。。
特に腿の後ろ側が・・

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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